転職を検討する介護職のあなたへ
私は介護業界で仕事をする中で、自分自身も含めて多くの人が転職で失敗するのを目の当たりにしてきました。
例えば「インターネットやハローワークで求人を探したけど自分に合う求人が見つからなかった」「良い求人が見つかったけど採用選考に通らなかった」「転職したのはいいものの、毎日サービス残業が当たり前の職場に転職してしまった」といった人たちです。
特に介護業界では、安い給料である上にハードな仕事環境という職場が多く存在しています。
また、利用者本位ではなく、会社本位の考え方を押し付けられるような職場も少なくないです。そして、そうした職場へ転職してしまうと、あなたの介護に対する気持ちも冷めてしまいます。
私は、転職で失敗することによってあなたが持っている介護への思いを無くしてほしくないと考えています。
介護職は、高齢化が進むこれからは特に欠かせない仕事です。そうした介護職を選んだあなたの気持ちが冷めないようにするためにも、転職での失敗は避けなければいけません。そのため、当サイトを上手く活用することで、あなたが持つ介護への思いを生かせる職場への転職を成功させていただければと考えています。
私(管理人)も介護福祉士として転職した
私がこうした介護職の転職に関するサイトを運営しているのは、介護職への転職を検討している人が転職活動で失敗してほしくないためです。私の転職経験や転職によって学んだことを公開することで、転職する介護職である人たちの参考になればと考えています。
私は介護福祉士として働く中で、転職サイトを活用して「年収350万円以上」「年間休日数110日以上」「1ヶ月の残業10時間未満」という好条件である職場への転職に成功しました。
ただ、転職を成功させるまでには多くの苦労をしたのです。
高校を卒業した後に私は、デイサービスで7年間勤めました。最初は給料や休日数などの条件面に不満はなかったのですが、結婚と妻の妊娠を機に転職を考えるようになったのです。
それまで転職をした経験がない私は、インターネットやハローワークしか求人を探す方法が思いつきませんでした。
しかし、そうした自分一人での転職活動は全く上手くいかなかったのです。
そもそも、私が希望する年収350万円以上という条件を満たしている求人はほとんどなく、約2ヶ月間も求人を探す日々を過ごしました。
そうした際に、介護福祉士の知人から転職サイトの存在を教えてもらいました。
その人は、転職サイトを活用して自分が希望する条件を満たした職場への転職を成功させていたのです。そして、転職サイトを使って転職を成功させるためには「3社以上の転職サイトに登録すること」「自分に合った転職サイトに登録すること」「アドバイザーには遠慮なく希望を言うこと」という3つが重要であることを教えてもらいました。
実際に転職サイトを利用してみて、転職サイトを使って転職を成功させるためには、これら3つのポイントが欠かせないことを実感しました。
ただ、介護職者の多くは転職サイトを活用した経験がないというのが現状です。
特に、無資格・未経験で介護職へ転職する人には、介護職専門の転職サイトの存在すら知らない人が少なくありません。
私は、偶然にも知人から転職サイトの存在や有効な活用方法を聞けたため、転職が上手くいきました。しかし、転職で悩んでいる介護職者のほとんどは、そうした状況にないはずです。
そのため、私の転職経験や、知人から聞いた転職に関する情報をインターネット上に公開することで「転職で悩む介護職者の役に立つのではないか?」と考えて当サイトを運営するに至りました。
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転職サイトとは?
私は転職サイトを活用して転職を成功させました。
転職サイトとは、無料で利用できる転職支援サービスです。例えば、転職サイトに登録すると担当のアドバイザーが付いて、求人の探索や紹介を行ってくれます。また、履歴書や面接などの採用選考に対してもアドバイスしてくれるのです。
介護職者の中には、転職サイトについて理解していない人が少なくありません。
そもそも、転職サイトの存在すら知らない人が多いのが現状です。ただ、介護職者が転職する際には、転職サイトを活用した方が効率的です。
転職サイトを利用すれば、転職活動にかかる手間が減るだけでなく、希望通りの求人が見つかりやすくなります。そうはいっても、転職サイトの実態を知らないまま利用するのは問題です。
そのため、まずは「転職サイトとは何か?」ということをしっかりと知っておくことが大切です。
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介護職者の給料は上がらない
一言で介護職といっても、介護士や介護福祉士、ケアマネージャー、精神保健福祉士、社会福祉士など、さまざまな職種があります。そのため、それぞれの職種で転職する理由も異なるのです。
ただ、全職種で共通している転職理由として「給料の安さ」が挙げられます。特に介護士は、国の財政や診療報酬の特徴を考えると、今後も給料が上がる可能性は低いです。
介護職として働く上で、こうした現状を理解しておくことが大切になります。その上で、給料を上げるための対策を考えることが重要です。
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介護職者の転職理由
既に述べたように、介護職者の転職理由は、職種によって違います。ただ、多くの場合は年収アップを狙って転職するのです。年収アップを狙った転職介護職として働いていると、必ずといっていいほど私と同じように収入に対して不満を持つようになります。
例えば、「結婚や出産によって家族が増えたためお金が必要になった」「何年も働いているのに一向に給料が上がらない」「資格を取得したのにほとんど収入が変わらない」といった理由です。
ただ、そうした中で年収アップを実現している介護職者もいるのです。
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腰痛が原因で退職・転職する人もいる
介護職は、利用者さんの身体介護を行います。そのため、腰痛を発症して介護職を辞める人も少なくないのです。実際に、介護職として働く人の80パーセント以上が腰痛を経験していることが明らかになっています。
さらに、介護士の10人に1人は腰痛が原因で介護士の仕事を退職・転職するのが現状です。こうしたことからも、介護職として働く場合には、腰痛の予防・解消法を理解しておくことが大切です。
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介護現場では人間関係も問題となりやすい
介護の現場では、人間関係が悪化して退職・転職する人も多いです。
例えば、管理者が男性か女性かによって職場の雰囲気は大きく異なります。もし管理者が男性であれば、女性の立場を理解してもらいにくい職場になる傾向があります。また逆に女性の管理者であれば、男性は働きにくくなる可能性が高いです。
さらに、介護スタッフは半数以上が女性であるため、介護施設のほとんどは女性社会です。そのため、女性独特の人間関係が問題となることも少なくありません。
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介護職として公務員で働く
介護職の中には、公務員として働いている人も存在します。ただ、介護職の公務員として働く場合には、介護福祉士やケアマネージャー、社会福祉士などの資格が必須です。
例えば、介護福祉士で公務員となれば、福祉課や行政関連の施設で働くことになります。またケアマネージャーであれば、直営の地域包括支援センターなどは、公務員の待遇を受けることができます。
そして、介護職の中でも社会福祉士は公務員として働ける可能性が最も高い職種です。ただ、こうした資格を所有していても、公務員へ転職することは容易ではありません。公務員となるためには、さまざまなことに注意する必要があるのです。
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介護職にはさまざまな雇用形態がある
介護職として働く人の中には、正社員の人もいればパート・アルバイトの人もいます。また、派遣という雇用形態もあります。あなたがどの雇用形態を選択するかは、あなたが「どのような働き方をしたいか?」によって大きく異なります。
正社員として働く当然、男性の中には正社員での雇用を狙っている人が多いです。
例えば、20代で正社員となり、介護職としてのキャリア形成を目指している人もいれば、30代や40代で異業種から転職して正社員雇用を希望している人もいます。
また、子育てが一段落した主婦の中にも、30代や40代から正社員として働き、キャリア形成を狙っている人も少なくありません。
介護業界は、他業界と比較すると無資格・未経験であっても正社員で雇用されやすいです。ただ、正社員としての採用を目指すのであれば「介護職員初任者研修」や「実務者研修」「介護福祉士」の資格を持っていた方が圧倒的に有利になります。
そのため、無資格・未経験の状態から介護職の正社員雇用を狙う場合には、資格を取得することが大切です。
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パート・アルバイトとして働く
介護現場で働くスタッフは、半数以上が女性です。そのため、パート・アルバイトとして雇用されている人も少なくありません。特に、30代や40代から無資格・未経験の状態で介護職のパート・アルバイトとして働く人は多いです。
そして、介護職のパート・アルバイト求人は多く出ているため、求人は見つかりやすい傾向にあります。ただ、パート・アルバイトといっても、就職後のミスマッチなどには十分注意しなければいけません。
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各職種におけるパートの注意点
派遣として働く介護職者は多い
介護職の中には、派遣社員として働く人も少なくありません。労働環境に問題が起こりやすい介護現場では「派遣として働いた後に就職先を決める」という方法は、転職を成功させるために有効なのです。
また、派遣社員は働く時間を自由に選択できるだけでなく、パートやアルバイトよりも時給が高い傾向にあります。
ただ、派遣として働く中でも、いくつか注意しなければいけないこともあるのです。
例えば、一言で派遣といっても、派遣会社によってサービスは異なります。そのため、登録する派遣会社は厳選しなければいけません。その他にも、派遣の場合には賞与や昇給、社会保険などはないのが一般的であることを理解してかく必要があります。
派遣として働く際には、こうした派遣で働くメリット・デメリットを把握しておくことが大切です。
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夜勤の介護職として働く
介護職者の中には、夜勤のある職場で働く人も多いです。また、夜勤専従の介護職として勤めている人も存在します。夜勤をすると「夜勤手当」や「割増賃金」などが支給されるため、高い収入を得ることができます。
ただ、当然ながら夜勤ありの職場で働く場合には、注意しなければいけないこともあります。例えば、生活リズムが崩れて体調を崩しやすくなったり、家族と生活がズレたりすることは夜勤で働くデメリットです。
その他にも、職場によっては夜勤中にほとんど休憩や仮眠が取れないようなところも存在します。
介護職の夜勤として働く場合には、こうした夜勤のメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。
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夜勤をしたくない人も多い
介護職の中には、高い収入を得るために好んで夜勤をする人も多いです。その一方で、夜勤なしの求人を探している人も少なくありません。
例えば、子育て中の女性には、夜勤をすることは難しいため、夜勤なしという条件で求人を探す人が多いです。また、40代を超えてくると、夜勤は体力的につらいのが実際です。このように、夜勤なしの求人を探している人も多いのです。
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無資格・未経験から介護職になる人もいる
介護業界では、無資格・未経験から介護職に転職する人も少なくありません。介護職は、特に資格や経験がなくても働くことができるのです。
ただ、無資格・未経験で介護職となる際には、いくつか注意しなければいけないことがあります。
無資格の介護職としてできること基本的に、介護職として働くために資格は必要ありません。しかし、無資格者と有資格者では介護職として行えることが異なります。
例えば、「訪問介護員」として訪問介護を行うためには「介護職員初任者研修」もしくは「実務者研修」「介護福祉士」の資格が必要です。また、介護資格を持っていても「痰の吸引」や「経管栄養」などの医療行為は、指定の研修を修了した人でなければ実施できません。
そのため、無資格で介護職として働く際には、こうした「介護職としてできること・できないこと」を理解しておくことが大切です。
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未経験者で介護職になる人が持つ不安
また、未経験から介護職へ転職する人のほとんどは、介護職として働くことに対して何らかの不安を抱えています。
例えば、「未経験の介護職ではどの位の収入になるのか?」や「就職した後に介護技術に関して教えてもらうことはできるのか?」「そもそも未経験で介護職として働くことはできるのか?」といったことは、未経験から介護職へ転職する人が持ちやすい疑問です。
未経験から介護職となる人は、こうした不安を事前に解消しておくことが大切です。
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無資格・未経験者が転職で成功する方法
無資格・未経験者は、有資格者や経験者と比較すると求人数が少ない上に、採用されにくいのが現状です。そうした中で、無資格・未経験の人が転職を成功させるためには、押さえておくべきポイントがいくつかあります。
ただ、一言で無資格・未経験といっても、雇用形態や学歴・年齢、立場によって転職活動で注意すべきことや、意識すべきポイントが異なります。
例えば、正社員とパートを目指す人では、転職活動で工夫すべきことが違います。また、同じ新卒であっても、高卒と大卒では転職時に注意しなければいけないことが全く異なるのです。
さらに、他業界から転職する人であっても、30代と40代でも雇用側が評価するポイントは違います。
そのため、無資格・未経験から介護職への転職で成功するためには、あなたの立場に応じた転職活動をすることが大切です。
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未経験者における履歴書・面接
雇用形態別のポイント
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年代・立場別の介護転職
介護職で転職を成功させる3つのポイント
私が介護福祉士として転職を経験した中で、介護職者が転職を成功させるためのポイントは主に3つあります。
転職する時期を見極める
介護職に限ったことではありませんが、転職する際には転職する時期を間違えないようにすることが大切です。
特に無資格・未経験で介護職となる人は、転職時期を慎重に選ぶことが大切です。例えば、9月~翌年の5月までは、介護施設の多くは新卒者の採用を優先します。そのため、無資格・未経験で中途採用の人は、転職する時期は6月~9月を狙う必要があります。
このように、転職する時期一つで、転職の成功は大きく左右されます。
転職活動は一人で行わない
また介護職者の多くは、ハローワークや求人サイトを使って一人で転職活動を行います。ただ、私も体験したように、一人で転職活動を行うことは無謀です。
そもそも、ハローワークや求人サイトでは、好条件の介護求人を見つけることができません。さらに、ブラック企業が多い介護業界では、一人で転職活動を行うと転職後のミスマッチが起こる可能性が非常に高いです。
こうしたことから、介護職者が転職する際は、一人で転職活動をしないことが大切です。
転職サイトを有効に活用する
そして、介護職者が転職する方法としてお勧めするのが、介護職専門の転職サイトを活用することです。
私自身も、転職サイトを利用することで転職を成功させました。ただ、転職サイトには正しい活用方法があります。何も考えずに転職サイトに登録するだけでは、転職サイトを有効に利用できずに終わってしまうのです。
例えば、転職サイトは1社だけでなく複数社登録することが必須です。一言で転職サイトといっても、それぞれの会社で得意分野が違うため、複数社利用することで、さまざまな求人を紹介してもらうことができます。
このように、転職を成功させるためには、転職サイトの有効な活用方法を理解しておくことが重要です。
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介護関連職者が転職を行うときは、転職をサポートしてくれる転職サイトを有効に活用することであなたに適した求人と出会うことができるようになります。
自分ひとりで求人の探索を行っても、数ある求人情報から自分に合った求人を見つけることは難しいです。また、どれだけ頑張っても2~3社へのアプローチが限界です。さらに、給料面や休日などの労働条件を交渉することは現実的ではありません。
転職サイトに登録して専門のコンサルタントに依頼すれば、100社ほどの求人からあなたに最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設、企業との条件交渉まで全て行ってくれます。
ただ、当然ながら転職サイトによって対応やサービス内容は異なります。例えば、電話だけの面接で済ませる会社があれば、必ず直接会って面接するところもあります。また、地方の求人に強い会社があれば、都心部の求人を多く抱えている会社もあります。
転職サイトを活用する際には、こうしたそれぞれの転職サイトの特徴を理解しておくことが大切です。以下のページで介護職者におススメの転職サイトにおける特徴を解説しています。それぞれの転職サイトの違いを学んだ上で利用することで、転職での失敗を防ぐことができます。
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介護士として、私が実際に転職サイトを使って転職した経験について記しています。求人探索で苦労した経験や、面接で失敗したことから、転職の際に大切だと感じたことなどを詳細に述べています。
転職サイトを有効活用する方法
転職サイトを活用することは、転職で成功するために有効な手段です。ただ、転職サイトは使い方を間違えると、転職で失敗することにつながります。そのため、転職サイトの有効な活用方法を理解しておくことが大切です。
おススメの転職サイトの特徴と比較
転職サイトを活用する際には、それぞれの転職サイトにおける特徴を理解した上で、あなた自身に適した転職サイトを利用することが大切です。介護職者に特化した転職サイトを比較・検討した上で、登録する転職サイトを決めましょう。
派遣の介護職求人を探す
派遣として介護職で働く
介護職者が派遣として転職したい場合には、派遣に特化した転職サイトの活用をおススメします。派遣に特化した転職サイトに登録することで、多くの派遣求人を紹介してもらえるだけでなく、派遣ゆえに起こりやすいトラブルもスムーズに解消することができます。