「介護職を辞めたい」という悩みを解決する好条件求人の見つけ方
介護士や介護福祉士、ケアマネージャー(介護支援専門員:ケアマネ)、社会福祉士などの介護職として働く人の中には、「介護職を辞めたい」と考えている人がたくさんいます。
介護職は、給料が安い上に重労働であるため「辞めたい」という悩みを持つ人が多いのです。
ただそうした際には、「介護職を辞める」という選択を安易にすることは避けるべきだといえます。他業界への転職は、あなたへの負担が大きい上にリスクが高いためです。
そうした際には、同じ介護業界で違う施設へ転職することをお勧めします。介護業界で好条件の求人を見つけることができれば、他業界へ転職するよりも低リスクであなたが抱えている悩みを解消することができます。
しかし、介護業界で好条件求人を見つけるためには、いくつかポイントがあります。ポイントを押さえた上で転職活動を行わなければ、好条件求人に出会うことはできません。
そこで今回は、「介護職を辞めたいという人が好条件求人を見つけるポイント」について解説します。
この記事の概要
介護職を辞める理由は大きく「ストレス」「給料」「理想とのギャップ」「体調不良」の4つに分けられる 辞めるべきタイミングは人それぞれ 生活状況や体調の状況に合わせて辞めるタイミングを決めるべき すぐにでも辞めた方がいい職場には特徴がある 辞めるときには必ず「引き留め」にあうが、強い意志をもって対応すべき 今の職場を辞めたいと思ったときは、まず考え直す 他業界への転職は、負担が大きい上に失敗するリスクが高いためおススメしない 好条件求人を見つけて、別の介護施設へ転職することが無難 |
他の人が介護職を辞めた理由
介護職を辞めたい考える理由は人によって異なります。例えば、人間関係の問題や仕事の忙しさ、給料の低さなどは、介護職を辞めたいと思う代表的な理由です。
介護職に限ったことではありませんが、職場を辞めたいと考えるきっかけのほとんどはネガティブなこと原因である場合がほとんどです。あなたも「何かしらのネガティブな理由」で介護職を辞めたいと考えているのではないでしょうか。
それでは、実際に介護職を辞めた人たちはどのような理由で辞めたのでしょうか。
介護職を辞めた詳細な理由は人によって異なります。ただ、介護職を辞めた原因は大きく「精神的なストレス」「給料」「理想とのギャップ」「体調不良」の4つに集約されます。
あなたが介護職を辞める前に、他の人たちが「介護職を辞める」という行動に移したきっかけを知ることは大切だといえます。そうすることが、介護職を辞める決意を固めたり、逆に無駄な転職を避けたりすることにつながる可能性があるためです。
そこで以下に、他の介護職者が介護職を辞めた理由について記します。
精神的なストレスが強かった
介護に携わる人が介護職を辞めた理由の多くは、「精神的なストレス」が関係しています。実際に、介護労働安定センターが実施した「介護労働実態調査(平成25年)」によると、介護の仕事を辞めた理由の上位には、以下のように精神的ストレスが関係している内容が多く挙がっています。
やめた理由 | 全体に対する割合(%) | |
1位 | 職場の人間関係に問題があったため | 26.6 |
2位 | 法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため | 22.7 |
3位 | 他に良い仕事・職場があったため | 18.8 |
4位 | 収入が少なかったため | 18.3 |
5位 | 自分の将来の見込みが立たなかったため | 15.9 |
6位 | 新しい資格を取ったから | 10.0 |
7位 | 結婚・出産・妊娠・育児のため | 8.5 |
8位 | 人員整理・推奨退職・法人解散・事業不振等のため | 6.4 |
9位 | 家族の介護・看護のため | 4.6 |
10位 | 自分に向かない仕事だったため | 4.1 |
*複数回答あり
表に記されているように、人間関係が原因で介護職を辞めている人が最も多いです。具体的な人間関係トラブルとしては、上司からの「パワハラ」が挙げられます。
例えば、「挨拶しても無視される」「上司の機嫌が悪いときに当たられる」「利用者さんの前で怒鳴られる」「役立たずと言われる」「他の職員と明らかに違う態度をとられる」といったパワハラを受けている人は多いです。
また、職員不足(人手不足)によって忙しいことが、ストレスとなって辞めた人もたくさんいます。
例えば、「スタッフ不足のために月に10回も夜勤をしなければいけなかった」「ケアマネとして入職したのに、人手不足であるから介護士の仕事ばかりをさせられた」「人が少ないからイベントなどの準備が大変で、毎日のように残業していた」といった不満で介護職を辞めた人は多いです。
その他にも、以下のようなことがストレスとなり、介護職を離れる原因となっています。
・利用者さんからのセクハラされた
・利用者さんの家族からのクレームが辛かった
・経営者と考え方が合わなかった
・給料が安く生活が苦しかった
・将来に対する不安が強かった
このように、精神的ストレスが原因となって介護職を辞める人はたくさんいます。
給料が安い
精神的ストレスの原因としても挙げましたが、基本的に介護職は給料が安いです。そして、給料の低さが原因で介護職を離れた人もたくさん存在します。
例えば、平成27年度の「介護従事者処遇状況等調査結果」を元に介護士の給料を算出すると、介護職員初任者研修を修了している介護士における平均年収は320万円です。これは、平成25年に国税庁が実施した「民間給与実体統計調査」の正規社員の平均年収である485万円と比べると、かなり低いことがわかります。
もちろん、介護福祉士や社会福祉士、ケアマネージャーなどの資格を取得すれば給料は上がります。ただ、それでも他の職種と比較すると低賃金であるのが現状です。
またそうした状況の中で、介護職者にはサービス残業を強いられることも多々あります。つまり、一般企業のように残業を頑張ったからといって給料が高くなるわけではないのです。
このように、給料が安いことは、介護職を辞める大きな要因の一つになります。
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理想と現実のギャップ
介護職になった人の中には、介護という仕事に対して理想をもっている人が多くいます。
例えば、「介護職は困っている人を助けるやりがいのある仕事」「高齢であるおじいちゃん、おばあちゃんと楽しく話しながら仕事ができる」などといった理想です。
確かに、こうした理想は間違ってはいません。介護職はやりがいのある仕事ですし、利用者さんと楽しく話をすることもあります。しかし、介護の現場には理想とは違う現状があるのも事実です。
例えば、介護職は医療職とは違うため、利用者さんに対して医療的な処置をすることができません。利用者さんの中には、ひざが痛かったり眠れなかったりといった不調で悩まされている人がたくさんいます。ただ、介護職はそのような利用者さんから相談を受けても、対応できることが限られています。
そうしたときに、「利用者さんのためにもっと何かしたいけれどもできない」という状況に、苛立ちを感じる人は多いです。「利用者さんの役に立ちたい」と思って介護職になったのに、何もできないという現状に落胆するのです。
その他にも、利用者さんから理不尽に怒鳴られたり、利用者さんの家族からひどいクレームを受けたりすることもあります。実際に、利用者さんから手を上げられたことがある人は多いです。また女性であれば、介護中に利用者さんからセクハラを受けることもあります。
私の知人にも、「一緒に運動しているときにいきなり胸を触られた」「すれ違うときにお尻を触られた」という経験をしたことがある人はたくさんいます。
このように、理想をもって介護職になった人の中には、介護現場における理想と現実とのギャップを知って介護職を辞める人は多いです。
体調不良で働けなくなった
既に述べたように、介護職は精神的なストレスを受けやすい職種だといえます。さらに、介護職は精神的なストレスだけでなく、肉体的なストレスも強いのが実際です。精神的・肉体的なストレスが積み重なった結果、体調不良に陥って介護職を辞める人もたくさんいます。
例えば、上司からのパワハラによって精神的なストレスを強く受けて「うつ状態」となってしまった介護職は多いです。
実際に、独立行政法人 労働政策研究・研修機構によって実施された「職場におけるメンタルヘルス対策に関する調査(2012年)」によると、医療・福祉における職場の76.6%でメンタル不調者がいることが明らかになっています。これは、産業別の中で最も高い値です。
また、特別養護老人ホーム(特養)や訪問介護(ヘルパー)、デイサービスなどの現場では、入浴介助や車椅子への移乗などの身体介護を行う機会が多くあります。
こうした身体介護は、介護職者の身体に大きな負担となります。介護職者の中には、身体介護が原因で腰痛や腱鞘炎(けんしょうえん)、ひざの痛みなどを発症して、介護職を続けることができなくなった人もたくさん存在します。
実際、介護職者の10人に1人は腰痛が原因で介護職を辞めているといわれています。
その他にも、たび重なる夜勤や残業によって疲れがたまって体調不良となる人も多いです。私の職場でも、精神的・肉体的なストレスが原因で体調不良となり、数ヶ月仕事を休んだ人が数年間で数人いました。
このように、体調不良も介護職者が介護職を辞める大きな原因の一つだといえます。
<関連記事>
・介護職のうつ病事情について徹底解説
・腰痛・坐骨神経痛で悩まされる介護士の予防・解消法
辞め時のタイミング
ここまで述べたように、介護職を辞めるきっかけは、大きく「精神的ストレス」「給料の安さ」「理想と現実とのギャップ」「体調不良」の4つに分けられます。
それでは、介護職者が働いている職場を実際に辞めるのは、どのようなタイミングが良いのでしょうか。あなた自身のためにも、適切なタイミングで介護職を辞めることは大切です。そうすることが、あなた自身の身を守ることにつながることになります。
辞めるタイミング
介護職者が職場を辞めるタイミングは、その人が置かれている状況によって異なります。すぐに辞めるべきである人もいれば、少し様子を見た方がよい人もいるのです。
例えば、家庭があってあなたの給料がなければ家族が生活できなくなるような立場にある人は、転職先が見つかるまでは辞めない方がよいでしょう。転職活動をしても、すぐに転職先が見つかる保障はないため、次の職場が決まってから行動した方が安全です。
また、ボーナスをもらった後や、ある程度の生活費が貯まったタイミングで辞めれば、お金の心配はより少なくなります。
その一方で、あなたが仕事を辞めても家族の生活に支障がないような場合は、お金のことを考えずに転職しても問題ないでしょう。
また、たとえあなたの収入がないと生活が難しいような状況であっても、できるだけ早く辞めるべきケースもあります。
例えば、パワハラやセクハラなどによって、既にうつ病を発症しているような場合には、すぐにでも退職すべきだといえます。お金も大事ですが、あなたの健康の方が大切であるからです。
大きく体調を崩してしまっては、仕事どころか生活もままならなくなります。さらに、長期的に働けなくなってしまい、結果的にお金にも困ることになるのです。
こうしたことからも、既に体調不良となっており、なおかつ転職や退職を考えている場合には、すぐに辞めるべきだといえます。
このように、辞めるタイミングは人によって異なるのが現状です。そのため、「生活状況」「体調」などを考慮した上で辞めるタイミングを決めるようにしましょう。
すぐにでも辞めた方がよい職場の特徴
介護施設の中には「すぐにでも辞めた方がよい職場」が存在します。そして、そうした職場にはいくつかの特徴があります。
あなたが辞めたいと考えており、なおかつ職場が「辞めるべき職場」の特徴を備えている場合には、できる限り早く退職や転職をした方が良いでしょう。
例えば、「無資格者に対して医療行為を強制している」といった介護施設は、すぐに辞めるべき職場だといえます。介護職者は、特定の講習を受けていれば「痰の吸引」や「経管栄養」といった医療行為を実施することが可能です。
ただ、当然ながら講習を受けていない介護職員はこうした医療行為を行ってはいけません。
介護施設の中には、人員不足や多忙を理由にして、無資格者に医療行為を行わせるようなところも存在します。しかし、もしあなたが無資格で医療行為を行ってしまうと、たとえ経営者や上司の指示であったとしても書類送検される可能性があります。
そもそも、資格をもっていない人が医療行為を行うことは、利用者さんにとっても危険です。
こうしたことからも、無資格者に医療行為を強制しているような職場であれば、すぐにでも退職・転職をすべきだといえます。
その他にも、以下のような特徴をもつ職場は、できる限り早く離れるべきです。
・業務時間外(夜、休日)に頻繁に連絡がくる、出勤を依頼される
・サービス残業が当たり前になっている
・パワハラ、セクハラ、暴力が当たり前になっている
介護施設に限らず、人間関係に全く問題がないような職場はほとんどありません。そのため、ある程度の人間関係トラブルは我慢することも大切です。ただ、以上に挙げたような特徴がある職場であれば、ためらうことなくすぐに辞めるようにしましょう。
辞めるときに起こりやすい問題
ここまで述べたように、どのような状況にあっても以上に挙げた特徴をもつような職場であれば、できる限り早く辞めた方が良いです。
ただ、辞めるときに最も起こりやすい問題として「引き留め」があります。つまり、「辞めないように説得される」ということです。
特に慢性的な人手不足にある介護現場では、職員が辞めることを嫌がります。1人でもスタッフが少なくなると、現場が回らなくなるためです。また求人を出しても、介護の仕事は給料が安く忙しいイメージがあるため、なかなか応募がありません。
そのため、あなたが辞めようとすると、必ずといっていいほど引き留められます。そして引き留めは、どれだけあなたに対して嫌がらせやパワハラなどを行っていた上司であっても行います。
ただ、あなたは辞めると決めたときには、引き留めに対して毅然とした態度を取ることが大切です。
引き留めをする人は、あなたのためを思ってではなく、自分や職場のっために引き留めているだけであるからです。
例えば、「待遇を見直すから考え直してもらえないか?」「正社員として雇用するから続けてくれないか?」「業務内容を見直すから辞めないでほしい」といったように、待遇面の見直しを条件に引き留められることは多々あります。つまり、辞めると伝えた途端に態度を急変してくるのです。
しかし、こうした態度の変化は一時的なものであることがほとんどです。1~2ヶ月後には、前と同じような扱いを受けることになります。また、「結局、待遇や業務内容が変わらなかった」というケースは多いです。
その他にも、「後○○ヶ月働いたら、介護福祉士(もしくはケアマネや社会福祉士)などの資格が取れるようになる。そうなれば立場も変わるはず」といったように、他の方向性を示すことで引き留める人もいます。
また中には、「ここで頑張れないのなら、他でも通用しない」「これまで世話してやったのに裏切るのか?」といったように、あなたを批判するような態度を取られる場合もあります。
このように、あなたが辞めるといったときには、さまざまな方法で引き留められます。ただ既に述べたように、どのような引き留めであっても、あなたのためを思っているわけではありません。そのため、何を言われても退職する意思を曲げないようにすることが大切です。
そうはいっても、これまで雇ってもらったことに対しては、しっかり感謝の意を示すようにしましょう。
感謝を伝えた上で、辞める意思をハッキリと伝えれば、ほとんど揉めることなく辞めることができます。もし感謝の気持ちを伝えても揉めるようであれば、「結局そのような職場だった」と割り切ることも大切です。
辞めたいと思ったときに取るべき行動
ここまで述べたように、介護職を辞めるべきタイミングは人によって異なります。また、辞めるときには引き留めに合うことは覚悟しておかなければいけません。こうしたことを踏まえた上で、「介護職を辞めたい」と思ったときにあなたが取るべき行動としては主に「考え直す」「介護職を辞める」「他施設へ転職する」という3つが挙げられます。
考え直す
他業界にしても、同じ介護業界の他施設にしても、転職することは非常に大変です。そのため、まずは「本当に今の職場を辞めるべきなのか?」ということを考え直すことが大切です。
転職をするとなると、転職先を探さなければいけないのはもちろんのこと、平行して退職活動もしなければいけません。つまり、通常行っている業務にプラスして、求人情報の探索や履歴書の作成、面談、業務の引継ぎなども行わなければいけないのです。
しかも、不満をもって転職したとしても「転職先で同じ問題が起こらない」という保障はありません。また、今の職場とは違う悩みを抱えることになる可能性もあります。
さらに、当然ながら他業界に転職をすると、全てを一から学びなおさなければいけません。もし介護業界であっても、施設によって行う業務は異なるため、新しいことを覚えなければいけません。
このように転職は、転職するまでも大変である上に「転職後にこれまで以上に苦労する可能性がある」というリスクがあります。
こうしたことから、「介護職を辞めたい」と思ったときには、まずは転職することについて再考することが大切です。
介護職を辞める
介護職を辞めることについて考え直した上で、「やっぱり介護職を辞める」と結論を出す人もいるでしょう。あなた自身で、転職のリスクを考えた上で出した結論であれば、他業界へ転職することも問題ないです。
ただ個人的には、他業界に移ることはお勧めしません。私の知人には、他業界へ転職して成功した人がほとんどいないためです。
例えば、一緒に働いていた40代の男性は、給料の安さが理由で介護業界を離れて生命保険の営業に転職しました。その会社は完全に歩合制であるため、成果を出せばその分だけ多くの報酬が支払われるような仕組みになっているとのことでした。
そして、転職して2年後に彼に会って話を聞いてみると「全く契約が取れない」「24時間365日仕事をしているようだ」「何だかんだで介護職の方が楽だった」と言っていました。
忙しく働いているにも関わらず、収入額は介護職時代とほとんど変わっていないのが現状でした。
その他にも、介護職から清掃業や事務職に転職した知人もいますが、みんな同じようなことを言っているのが実際です。
こうしたことから、私は介護職を簡単に辞めて他業界へ転職することはお勧めしません。そうはいっても、以上に挙げたようなすぐに辞めるべき状況にあるような場合や、しっかりと考え直した上で出した結論であれば、介護職を辞めるのも良いと思います。
別の介護施設へ転職する
今の職場に不満があってどうしても辞めたい場合には、介護職を辞めるのではなく他の介護施設へ転職することが最も現実的です。もちろん、同じ介護業界であっても転職が大変であったり、転職後に問題が生じたりする可能性はあります。ただ、他業界へ転職するほどリスクは高くありません。
確かに、介護施設には安月給で重労働であるような「労働環境が悪い職場」が多いのは事実です。しかし、中には給料が良く、働きやすい職場もたくさんあります。
例えば、介護施設の中には、一般職で年収が400万円を超えており、なおかつ年間休日が120日以上である職場も存在します。また、ほとんど残業がなく、有給も遠慮なく使えるようなところもあります。
ただ、このような好条件の求人は見つかりにくいのが現状です。好条件の求人は、人気が高い上にハローワークやインターネットの求人サイトなどに掲載されていないことが多いためです。
好条件求人を見つけたいのであれば「介護職専門の転職サイト」を活用することをお勧めします。
転職サイトとは、無料で利用できる転職支援サービスです。登録することで、担当のアドバイザーが付いて、あなたの転職活動をサポートしてくれます。
具体的には、求人情報の紹介はもちろんのこと、履歴書の書き方や面接時の注意点、円満退職をするためのポイントなど、転職に関わることを全てサポートしてくれます。そのため、転職サイトを利用すれば、転職活動時にあなたにかかる負担は大きく減ります。
さらに、転職サイトはハローワークや求人サイトに掲載されていないような「非公開求人」を多く抱えています。先ほど述べたような好条件の求人は、こうした非公開求人となっているため、見つかりにくいのです。
転職サイトに登録すれば、非公開求人を紹介してもらうことができます。つまり、好条件求人を手に入れたいのであれば、転職サイトに登録することが必須だということです。
このように、今の職場に不満があって辞めたい場合には、別の介護施設へ転職することが最も現実的で負担が少ない方法だといえます。またその際には、転職サイトを上手く活用することで、効率的に好条件の求人を見つけることができるようになります。
今回述べたように、介護職を辞めたいと思ったときには、まずは「本当に辞めるべきか?」ということを一度考え直すことが大切です。そして、再考した上で退職の決意が変わらない場合は、他の介護施設へ転職することをお勧めします。
そうすることが、「介護職を辞めたい」という悩みを最小限のリスクで解消する最善の方法だといえます。
介護関連職者が転職を行うときは、転職をサポートしてくれる転職サイトを有効に活用することであなたに適した求人と出会うことができるようになります。
自分ひとりで求人の探索を行っても、数ある求人情報から自分に合った求人を見つけることは難しいです。また、どれだけ頑張っても2~3社へのアプローチが限界です。さらに、給料面や休日などの労働条件を交渉することは現実的ではありません。
転職サイトに登録して専門のコンサルタントに依頼すれば、100社ほどの求人からあなたに最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設、企業との条件交渉まで全て行ってくれます。
ただ、当然ながら転職サイトによって対応やサービス内容は異なります。例えば、電話だけの面接で済ませる会社があれば、必ず直接会って面接するところもあります。また、地方の求人に強い会社があれば、都心部の求人を多く抱えている会社もあります。
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