介護福祉士が利用者さんの送迎で苦労すること:介護求人・転職
介護福祉士の中には、デイサービスやデイケアで働く人が少なくありません。そして、そうした通所サービスの場合、利用者を自宅から施設まで送迎する必要があります。
そのため、デイサービス、デイケアで介護福祉士が働く場合には、必ずといっていいほど、利用者の送迎を行うことになります。
ただそうした送迎に関しては、介護福祉士の多くが悩みを抱えています。中には、送迎の業務が負担となって職場を変える人もいます。そうならないためにも、事前に送迎業務で「介護福祉士が感じやすい負担」について理解しておくことが大切です。
そうすることで、事前に準備・対策を行うことができるようになるため、送迎業務に対して過剰に悩むことが少なくなります。
そこで今回は、「介護福祉士が利用者の送迎で苦労すること」について解説します。
道に迷う
利用者の送迎を行う中で、多くの介護福祉士が持つ悩みが「利用者の家までの道がわからない」ということです。
例えば、車にナビが設置されていたり、送迎地域が自分の地元であったりする場合には、そんなに道に迷うことはありません。ただ、全ての施設でナビがついているわけではありませんし、送迎地域がよく知っている地域であることは少ないです。
そのため、初めは全く知らない場所で利用者の送迎を行うことになります。
そうなると、まず「利用者の自宅が見つからない」という問題が起こることが少なくありません。利用者の中には、非常に道が入り組んだところに住んでいる人もいます。
ただでさえ知らない地域である上に、このように利用者の自宅がわかりにくい場所にあると、道に迷うことが出てくるのも当然です。そして、送迎の時間に遅れてしまうと、利用者を待たせることになるだけでなく、施設全体のサービス提供に影響します。
また介護福祉士の中には、たまに間違って、利用者と違う家を訪ねる人もいます。
このように、介護福祉士が送迎を行う際には、道に迷うことが多くあります。そして道に迷ったときには、利用者や施設への迷惑を考えて焦る人が少なくありません。ただ、焦って運転することは事故の発生につながる可能性が高くなります。
そのため、いくら道に迷って時間が遅れてしまっても、焦って運転しないように注意してください。そうした場合には、早めに利用者宅と施設に連絡を入れることで、問題が解消します。
自宅での介助
介護福祉士が利用者の送迎を行う場合、当然ながら自宅での介助が必要になることがあります。
例えば、玄関からの立ち上がり動作や、車への乗り降りなどで介助が必要な利用者は少なくありません。そうした場合には、送迎へ行った介護福祉士が介助を行うことになります。
ただその中には、どうしても自分1人では介助が難しいような人がいる場合もあります。特に女性の介護福祉士であれば、体の大きい利用者で多くの介助が必要な人であれば、1人で介助することが困難であることが少なくありません。
また、介護経験が少ない新人も送迎では同じようなことで苦労します。
そうした新人は、施設内で介助方法に困った場合には、ベテランの介護職員に助けや助言を求めることで、無事に利用者の介助を行うことができます。それに対して、送迎の場面では、そのように助けてくれる人はいません。そのため、どうにかして自分ひとりで利用者のサポートを行う必要があります。
このように、介護福祉士の中には、送迎時における自宅での利用者の介助で苦労する人が多くいます。
そうしたことを防ぐためにも、介護技術を高めておくことはもちろんのこと、送迎スタッフの配置を適切に行うことが大切です。例えば、介護度が高い人の送迎では、ベテランのスタッフが送迎を行ったり、数名で送迎に行ったりするなどの工夫を行うことで、こうした問題は解消することができます。
今回述べたように、介護福祉士は利用者の送迎を行うことがあります。その中で、道に迷ったり、利用者の介助に困ったりする人は少なくありません。
介護福祉士が送迎業務のある職場へ転職する際には、こうした苦労を抱える可能性があることを理解しておいてください。
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