育休中に知りたい:ブランク明けで復帰する介護福祉士が持つ苦労

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介護福祉士をはじめとした介護職者には、男性より女性が多いです。そのため、結婚や出産で退職・転職を考える人も少なくありません。また、出産に合わせて産休・育休を取って、子供が1歳になって復職する人もいます。
その中で、育休後に職場復帰した際に、さまざまな苦労をした人は少なくありません。何の仕事でも同じですが、介護福祉士ならではの育休後の復職に対する苦労があります。
そのため、育休から復職する前にそうした介護福祉士に起こりやすい悩みを知っておくことで、事前に対処することができます。また、他の介護福祉士がそうした苦労に対してどのように対応したかを知っておくことで、過剰な心配をすることもなくなります。
そこで今回は、「育休中に知りたい:ブランク明けで復帰する介護福祉士が持つ不安」について解説します。

保育園の迎え

介護福祉士が育休後に職場復帰する際には、基本的に保育園に預けることになります。そして、フルタイムで復帰する場合には、仕事が全て終わって保育園に子供を迎えに行きます。
基本的に、業務時間内で仕事が全て終われば、保育園の迎え時間には間に合います。
ただ実際には、介護福祉士の仕事は残業が多いという現状があるために、どうしても保育園の迎えに間に合わないようなことがあります
例えば、デイサービスなどに勤めている場合には、業務の中でレクリエーションを頻繁に行います。そのようなレクリエーションには必ず準備が必要になりますが、そうした準備は、基本的に業務外の時間で行わなければいけません。
デイサービスでは、業務時間内は、レクリエーションや利用者の介護、送迎など、利用者の対応に集中しなければいけません。基本的に、業務時間は利用者がいるため、介護福祉士がそうしたレクリエーションの準備をするような時間はありません。
そのため、そうしたリレクリエーションの準備などは、昼休みや業務後を使って行います。
日々の業務内で行うレクリエーションだけであれば、曜日別に同じ内容のものを行うことができるため、そこまで負担にはなりません。ただ、デイサービスなどでは、季節ごとのイベントや、その施設独自の取り組みなどがあるため、業務外で行わなければいけないことがたくさんあります。
このような理由から、基本的に就業時間にきっちり仕事が終わって帰れることは少ないです。
その結果、子供を保育園に迎え幾時間が遅くなります。まだ延長保育ができる時間までに仕事が終われば問題ありませんが、日によっては延長保育の時間にも間に合わないことがあります。
そして、延長保育の時間内に迎えに行っても、自分の子供だけが残っていることが少なくなく、そうした子供の姿を見ると、子供に対して申し訳ない気持ちになります。
このように、介護福祉士はどうしても残業が多くなるため、保育園への迎えが遅くなりがちです。
こうした場合には、旦那さんや母親などの家族に頼れる人は、職場に復帰する前に相談しておくようにしましょう。そうすることで、子供を1人で遅くまで保育園に預けておくこともなく、あなた自身も仕事に集中できるようになります。
また、そうした周囲のサポートが得られない場合には、まずは上司に相談するようにしましょう。
もしかすると、そうした事情を考慮して、何か対策を取ってくれるかもしれません。そして、それでも状況が変わらない場合には、残業が無い職場へ転職するか、パートへ移行することを検討しましょう。
確かに、パートへ移行すると収入が少なくなるという悩みはあります。しかし、それでも子供との時間を確保できるようになるため、「パートへ移行して良かった」という声はよく聞きます。
このように、介護福祉士が育休後に復職する際には、「残業によって保育園の迎えが遅くなる」という悩みを抱えやすいことを知っておいてください。

未満児の保育料

介護福祉士の中には、産後1年経たずに復職する人も少なくありません。基本的に介護の現場は、常に人手不足の状態であるため、少しでも早い復帰を望まれます。
ただ、この際に注意しなければいけないことは、「子供が小さければ小さいほど、保育料が高くなる」ということです。
そのため、特に子供を1歳未満(未満児)で預けて復職した場合には、いくら早く復帰して仕事を頑張っても、保育料が高いため、想像以上に収入は少なくなります。
また、特に注意しなければいけないのは、産前は正社員であったけれども、産後はパートになった人です。
産後、子供を保育園に預ける場合には、前年度の収入を元に保育料が計算されます。そのため、正社員として働いていたときの収入に合わせた保育料を支払うことになります。
しかし、実際に入ってくるのはパートによる収入だけであるため、給料に対して保育料が非常に高くなります。
このように、産後復帰する際に、「未満時で保育園に預ける」「正社員からパートへ移行する」という2つのケースに当てはまる場合には、十分注意する必要があります。
今回述べたように、介護福祉士が育休後に職場復帰したときには、「残業による子供の迎えへの影響」「保育料の問題」の2つに悩まされる人が多いです。そのため、産後で職場復帰しようと考えている人は、育休中にこうしたことに対する対策を立てておくことが大切です。
そのように、復職する前に対策を考えておけば、職場復帰した後に苦労することが少なくなります。


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