大卒から介護職への就職を成功させるポイントと具体的な方法
介護職の中には、大卒で介護職へ就職した人も少なくありません。福祉系大学で介護を専門的に学んで、そのまま介護職に入った人もいますし、全く関係ない学科から介護職へ就職した人もいるのです。
大学を卒業した後に介護職に入ることは、一般的にネガティブなイメージを持たれがちです。
しかし実際には、大卒で介護職となることには「正社員になりやすい」「人の役立つ仕事であるため社会貢献を実感しやすい」「働き方によってはキャリアアップも可能」というメリットがあります。
ただ、介護職の中には、いわゆる「ブラック企業」のような職場が多く存在するのも事実です。そして、誰であっても「ブラック企業には就職したくない」と考えるのは当然です。
しかし、大卒の学歴を持つ人は、施設側から人気が高いため、採用者は「どうにかして雇用したい」と考えて、求人票や説明時に職場のネガティブな面を隠す傾向にあります。そのため、大卒時に介護職へ就職するときには、特に就職先選びを慎重に行うことが大切です。
そこで今回は「大卒から介護職への就職を成功させるポイントと具体的な方法」について解説します。
大卒で介護職へ就職する際の履歴書におけるポイント
大卒から就職する際には、履歴書で書類選考を通る必要があります。書類選考で落ちてしまっては、面接選考を受けることすらできないのです。つまり、履歴書の正しい書き方を理解していることは、就職試験で採用されるための第一歩だといえます。
以下に、大卒から介護職へ就職する際の履歴書におけるポイントを記します。
基本情報の書き方
基本情報は、履歴書の中でも手を抜く人が多い部分です。ただ、基本情報を適当に書いてしまうと、採用担当者から「いい加減な応募者だ」と捉えられる可能性があります。
そうならないためにも、基本情報はきっちり正確に記載するようにしましょう。
・日付
まずは、日付を間違わないように書くことが大切です。
そして日付には、郵送の場合は投函日、直接渡すときは当日の日付を記載するようにしましょう。
・氏名
自分の名前を間違う人は少ないですが、「ふりがな」を正しく記載できていない人は多いです。
具体的には以下のように、氏名のふりがなは「ふりがな」と書いてあれば平仮名、「フリガナ」と書いてあれば片仮名で書くようにしましょう。
・写真
基本情報において、写真は非常に重要です。面接と違って履歴書では、写真があなたの印象を決める最も大きな要素になります。そのため、履歴書に貼る写真は、適当に選んではいけません。
特に、コンビニなどにある「スピード写真(自動証明撮影機写真)」で撮影した写真は利用しないようにしましょう。
パスポートなどの身分を証明するときには、スピード写真でも問題ありません。その一方で履歴書には、スピード写真ではなく写真館などで撮ってもらった写真を使うのが基本です。
また、写真の裏には、履歴書から写真が剥がれてしまったときのことを考えて「氏名」「学校名」を記入します。そうすることで、もし写真が取れてしまった場合にも、誰の写真であるかを示すことができるのです。
そして、履歴書を書き損じる可能性もあるので、写真は最後に貼るようにしましょう。
学歴・職歴欄
基本情報の次には、学歴・職歴欄が用意してある履歴書が多いです。大卒で介護職になる場合には、学歴・職歴欄に記載する内容は少ないため、失敗する可能性は低いです。ただ、気を抜かないように注意しなければいけません。
・学歴欄の注意点
学歴欄には、まず1行目の真ん中に「学歴」と記載するようにしましょう。
そして、大卒で就職する場合の学歴欄では、現在通っている大学に関して「卒業見込み」と「在学中」のどちらを記載するかについて悩む人は多いです。基本的には、就職活動時の履歴書は「卒業見込み」と記載するようにしてください。履歴書で「在学中」と書くのは、学生時にアルバイトへ応募するときなどです。
また、記載する学歴は、就活の場合には中学校から書くようにしましょう。
さらに、学歴欄の記載において最も犯しやすいミスは「学校名を正式名称で書かない」ということです。
例えば、高校は「○○高校 卒業」ではなく、「○○高等学校 卒業」と書くのが正しいです。その他にも、「都立 ○○高等学校」ではなく「東京都立 ○○高等学校」といったように、都道府県名を省略することも避けるようにしましょう。
そして、年月は元号または西暦で統一するようにしてください。学歴・職歴欄における具体例を以下に記します。
年 | 月 | 学歴・職歴など |
---|---|---|
学 歴 |
||
2009 | 3 | 中央区立 ○○中学校 卒業 |
2009 | 4 | 私立 △△高等学校 入学 |
2012 | 3 | 私立 △△高等学校 卒業 |
2012 | 4 | 私立 □□大学××学部 入学 |
2016 | 3 | 私立 □□大学××学部 卒業見込み |
基本的に年月の後には、「年」や「月」を記載する必要はありません。
・職歴欄の注意点
大卒の場合は、基本的に職歴欄は「なし」で大丈夫です。在学中のアルバイトは、職歴にならないため書く必要はありません。
趣味・特技欄
履歴書における趣味・特技欄は、あなたの自己PRをするポイントでもあります。ただ、採用担当者は趣味や特技欄で、まずあなたの「人となり」を読み取ろうとしています。
例えば、あなたの趣味がジョギングであり、フルマラソンを完走した経験を記載していれば「身体の健康に気を使っている応募者だろう」「我慢強く、耐久性が強い応募者だろう」といったことを読み取ります。
そのため、趣味・特技欄には採用担当者にあなたをイメージ付けるような内容を記載することが大切です。
資格・免許欄
また大卒の場合には、資格・免許欄には、就職先とは直接関係のない資格でも記載した方が無難です。
例えば、「普通自動車運転免許」は、一見すると介護とは関係ない資格のように思えるかもしれません。しかし、介護職では利用者の送迎などを任せられる職場が多いのです。そのため、普通自動車運転免許なども書いておいた方がよいでしょう。
もちろん、「介護職員初任者研修」や「福祉住環境コーディネーター」「サービス接遇検定」など、介護の仕事に直接関係がある資格は必ず記載するようにしてください。その他、現在勉強中の資格に関しても書いておくようにしましょう。
資格・免許欄における書き方の例を以下に記します。
年 | 月 | 資格・免許・専門教育 |
---|---|---|
2012 | 3 | 普通自動車運転免許 取得 |
2013 | 4 | 介護職員初任者研修 取得予定 |
サービス接遇検定 勉強中 |
ここでも、学歴・職歴欄と同じように、「年」「月」は記載する必要はありません。また、資格名は正式名称を書くようにすることが大切です。
志望動機・自己PR欄
大卒で介護職へ就職する際の志望動機・自己PRには、いくつか意識すべき点があります。少なくとも、以下の3点には注意するようにしましょう。
・「なぜその会社を選んだのか?」を具体的に書く
志望動機のメインとなるポイントです。志望動機欄において、「なぜその会社を選んだのか?」という点に触れない人はいないでしょう。ただ、ここでは「漠然」ではなく「具体的」に記載することが大切です。
例えば、「貴施設の○○事業に魅力を感じたため」ではなく、「貴施設の○○事業の××という取り組みに、△△という理由で魅力を感じたため」というように、できる限り具体的に書きます。
もちろん、履歴書では記入スペースに限りがあるため、それに合わせて書くようにしてください。
・「学ばせてもらいたい」という姿勢は避ける
大卒に限らず「入社後に学ばせもらう」という姿勢で「勉強する意欲や熱意」をアピールする人は少なくありません。ただ、就活や転職時の履歴書では、こうした「学ばせてもらう」という態度は避けるべきです。
会社は学校ではありません。当然ながら、採用担当者は何かを学ばせるためではなく、会社の利益に貢献してもらうために社員を採用します。そのため、「学ばせてもらいたい」という姿勢は、採用担当者にマイナスのイメージを与えることになるのです。
・「入社後に何をしたいのか?」を明確に書く
大卒者の就職時における履歴書では、「学ばせてもらう」という姿勢ではなく「入職後にどのように貢献できるのか?」ということをアピールすべきです。
例えば、以下のようなアピールは、採用担当者に評価される可能性が高いでしょう。
貴施設へ入社後には、介護予防の運動について学ぶことはもちろんのこと、その後は利用者だけでなく、近隣地域の高齢者に対しても「転倒予防教室」などを実施していきたいと考えています。 |
このように、大卒で介護職へ就職する場合の志望動機には「入社後に行いたいこと」を明確に記すようにしましょう。
大卒で介護職へ就職する際の面接のポイント
履歴書で書類選考に通った後は、面接を受けることになります。当然ながら、面接でもいくつか押さえておくべきポイントがあります。
志望動機
履歴書で答えた志望動機ですが、面接ではさらに詳しく聞かれることになります。例えば、履歴書の志望動機に「地域住民に向けた転倒予防教室を実施したい」と書いていれば、「なぜそのような活動に興味があるのか?」「具体的なアイデアなどは持っているか?」といったことを問われることになります。
そのため、面接前には、あなたが書いた履歴書の志望動機をさらに深く掘り下げておくようにしましょう。
また面接時は、履歴書内に書ききれなかった志望動機を述べて自己アピールをする場でもあるため、履歴書で触れることができなかったことについても伝えるようにすることが大切です。
将来の展望
既に述べたように、特に大卒からの就職では、これまでの経験がないため「入職後に会社に対してどのように貢献できるのか?」ということが評価の対象になります。そして、そのことに関連して、あなた自身の「将来の展望」を聞かれることが多いです。
つまり、「将来的にどのような仕事をしたいのか?」という、あなたのキャリアプランについて問われます。
例えば、「入職後は、現場で経験を積んで介護福祉士の資格を取得したいと考えています」や「社会福祉士の資格を取って、利用者さんの福祉に関する悩みを解消できるような立場になりたいと考えています」といったことです。
このときには、あくまで「その職場でのキャリアプラン」について述べるようにしましょう。間違っても、「貴施設で数年間経験を積んでケアマネージャー(介護支援専門員:ケアマネ)の資格を取得した後は、ケアマネとして他の施設で働きたいと考えています」のような回答は避けてください。
当然のことですが、採用担当者は入職前から転職を考えている人を採用したいとは思いません。
そのため、将来の展望を聞かれた際には、あくまで就職先におけるキャリアプランについて述べるようにしましょう。
大学での生活
面接の場面では、大学での生活を聞かれることも少なくありません。
このときには、とにかく嘘は付かずに正直に答えるようにしましょう。ただ、「毎日アルコールを飲んでいました」「パチンコにはまっていました」など、一般的にマイナスの評価となりそうなことは、自分の口からは言わないようにしてください。
自己PR
面接では、志望動機とは別に自己PRを問われる場合もあります。具体的には、「何か得意なことはありますか?」「あなたのアピールポイントはありますか?」といった質問です。
このときには、まずは就職先の業務内容と関係することを優先して述べるようにしましょう。
例えば、就職希望先がデイサービスでリハビリに特化している施設であれば、以下のような自己PRは、採用担当者から評価される可能性が高いです。
私は、「健康運動指導士」の資格を所有しています。そして、在学中はスポーツジムでインストラクターのアルバイトを行っていました。そのため、高齢者に対して安全かつ効果的な運動指導を実施することができます。 |
また採用担当者は、面接において新卒者の「人となり」を重視して観察しています。そのため、以下のような「我慢強さ」を示すような自己PRも有効です。
目標を立てると最後まで諦めずにやり抜くことが、私のアピールポイントです。例えば、これまでにフルマラソンを4回完走した経験があります。元々は長距離を走ることが苦手であったのですが、それを克服するために「在学中にフルマラソンを完走する」という目標を立てて実現させることができました。 |
このように、自己PRに関しては、まずは就職希望先の業務と関係のある内容を述べるようにしましょう。もし、それが思いつかなかった場合には、あなたの「人となり」を表すような自己PRにすると、採用担当者に対して好印象を与えることができます。
逆質問
面接の最後には、「他に何か聞きたいことはありませんか?」ということを問われるケースがほとんどです。いわゆる「逆質問」と呼ばれるものです。
このときには、疑問に思ったことなどを遠慮なく聞くようにしましょう。ただ、逆質問をする際には、以下の3点だけは注意してください。
・準備不足の質問は避ける
準備不足の質問とは、ホームページなどで事前に調べておけばわかるような内容に関する質問です。例えば、以下のような質問は準備不足の質問と捉えられます。
・貴施設の理念は何ですか? ・貴施設の強みを教えてください ・貴施設の事業規模はどの位でしょうか? |
こうした質問は、採用担当者の評価を下げることになるため避けるようにしましょう。
・自信のない質問は避ける
また既に述べたように、「勉強させてもらいたい」といった姿勢は、採用担当者に悪い印象を与える可能性が高いです。そのため、以下のような自信のない逆質問は避けるようにしましょう。
・入職後に学ぶ環境はありますか? ・入職後に勉強しても間に合いますか? ・貴施設に入職すれば、何かしらの研修を受けさせてもらえるのでしょうか? |
こうした、自信の無さが前面に出ている質問は行わないようにしてください。
・仕事への興味が感じられない質問は避ける
さらに、仕事に対して興味を感じられないような質問も、逆質問で避けるべきです。例えば、以下のような質問です。
・長く勤めれば給料は上がっていくのでしょうか? ・残業は平均でどれくらいあるのでしょうか? ・前年度のボーナス支給実績はどれくらいでしょうか? |
確かに、仕事をする上では待遇や労働環境は重要です。ただ逆質問時には、こうした仕事への興味が感じられないような質問は避けた方が無難だといえます。
大卒者が就職を成功させる就職先探しのポイント
履歴書や志望動機のポイントを押さえておけば、応募した就職先に採用される可能性は高いです。ただ、就職活動においては、それ以前に「良い職場選び」が重要になります。
職場選びで失敗して、いわゆる「ブラック企業」に就職してしまっては、必ずといっていいほどあなたは苦労することになります。そして、せっかく大変な思いをして採用された職場であっても、短期間のうちに辞めて転職することになる可能性があるのです。
特に介護職には、ブラック企業が多くあります。そのため、就職先を慎重に選ばなければ、ブラック企業に就職してしまう可能性が高いのです。
そうしたことを避けるためにも、就職先を探す際には、いくつかのポイントを押さえておくことが大切になります。そこで、大卒で介護職業界の就職先を探す際の、代表的な3つの方法について、それぞれ注意点を解説します。
学校にある求人
大卒から就職する場合、多くの人は就職先の探し方の第一選択として「大学の就職課にきている求人票を見る」という方法を選びます。大学に掲載されている求人票は、企業が大学に依頼して掲載してもらったものです。
こうした求人票の多くは、大学からではなく企業側から依頼して掲載されます。つまり、大学に掲載している企業には、「その大学の卒業者を採用したい」という意思が強い会社が多いのです。
そのため、大学に掲載されている求人は、比較的採用されやすい求職先であるといえます。
ただ、大学に掲載されている求人を使って就職先を決める際には、「求人先の情報量が少ない」ということに注意しなければいけません。
もちろん、大企業などでインターネットや教授などから情報が得られるような求人先であれば、情報不足で困ることはないでしょう。しかし、介護職にそうした職場は少ないのが現状です。
そのため、学校に求人情報が掲載されている求人先の多くは「どのような施設かわからない」という職場であることがほとんどだと思います。つまり、学校に掲載された求人票を元に就職した場合には、就職後に「想像と違った」といったミスマッチが生じる可能性が高いのです。
こうしたことから、大学に掲載されている求人に応募する場合には、情報収集不足による就職後のミスマッチに注意することが大切です。
教授などからの紹介
大卒から就職する場合、通っている大学の教授から就職先を紹介されることも少なくありません。ただ、就職先が介護職の場合には、福祉系の大学でない限りは、教授から直接紹介される可能性は低いです。
そして、もし教授から紹介された場合には、応募すれば採用される可能性は非常に高くなります。
それは、教授から紹介されるということは、紹介先からは「教授から信頼されている」「紹介されるに値する人物である」と判断されやすくなるためです。
つまり、教授から紹介されるだけで、あなたの信頼度が高くなるということです。また、紹介先は教授の知り合いであることがほとんどであるため、事前に内部事情を知ることもできます。
そのため、教授から紹介してもらうことができれば、ある程度の情報を得た上で、採用されやすい就職先を選ぶことができるのです。
ただ、紹介による就職には注意点があります。それは、採用選考を受けたけれども」自分には合わない」と感じたときに「断りにくい」ということです。教授から紹介してもらった場合「せっかく紹介してもらったのに断ってしまうと、教授の顔を潰してしまうのではないか?」と考えてしまいます。
こうした理由から、教授からの紹介による就職では「ちょっと自分の希望とは合わない点があるけど、仕方ないか……」といって妥協する人が少なくないのです。
また同様に、入職後に「合わない」と感じたときも、紹介であれば短期間で辞めることに対して引け目を感じることになります。その結果、職場に対して不満を抱えながらも、転職をせずにダラダラと働くことになるのです。
このように、教授などからの紹介による就職には、メリットとデメリットの両面が存在することをしっておいてください。
ハローワークを使う
ハローワークとは、正式には「公共職業安定所」と言い、「職安」とも呼ばれる厚生労働省が管轄する行政機関です。労働者の雇用確保を目的としており、国民の職業を安定させるための機関になります。
大卒で就活をする際には、大学の求人票や教授などの紹介で就職先が見つからなかった場合には、ハローワークも就職先を探す一つの手段になります。
ハローワークは、無料で利用できるため、誰でも手軽に使うことができます。掲載されている求人数も多く、地方などの求人情報を探す際には非常に適している探索手段です。
ただ、ハローワークは「企業側にも広告掲載などの求人費用が必要ない」という理由から、質が低い求人も多く存在します。そして当然ながら、ハローワークを使った就職活動では、求人票の読取から履歴書の送付、面接など、全てをあなた一人で行わなければいけません。
そのため、ハローワークを使った就職ではミスマッチが生じやすくなるのです。また、高額求人などの好条件である求人は、ハローワークには掲載されない傾向にあります。
このように、ハローワークにもメリットとデメリットの両面があります。こうしたことから、「給料などの条件よりも、とにかく地元の求人を多く見たい」「求人票の読取や履歴書、面接には自信がある」といった人以外は、ハローワークを利用した就職活動は避けた方が無難でしょう。
転職サイトを活用する
大卒から就職先を探す人の中には、転職サイトを活用する人も少なくありません。転職サイトというと、転職だけを支援しているサービスのように感じる人も多いはずです。しかし、介護職の場合には、新卒者の就職先を紹介してくれる会社もあります。
転職サイトを利用すると、無料で担当のアドバイザーが付いて、求人の紹介から履歴書作成・面接のアドバイスなど、就職に関わる全ての活動をサポートしてくれるのです。
例えば、転職サイトに登録した後は、まずはアドバイザーからあなたの希望を聴取されます。そして、アドバイザーはその情報を元に求人を検索して、あなたの希望に合った求人のみをピックアップして紹介してくれるのです。
また、履歴書を作成する際に注意するポイントや、面接時に押さえておくべきことなど、就職に関係する全ての活動を手伝ってくれます。
そのため、転職サイトを利用すれば、採用選考に受かりやすくなるだけでなく、ハローワークなどで生じやすい就職後のミスマッチなどを避けることができるのです。
さらに、気になった施設が見つかり、見学や話を聞いた後に「やっぱり想像していた施設とは違うから断ろう」と思ったときには、アドバイザーが施設側に連絡してくれます。つまり、教授などからの紹介時とは違い、遠慮なく途中で断ることができるのです。
ただ、転職サイトのデメリットは「担当のアドバイザーと性格が合わない場合もある」ということです。
そのため、転職サイトを利用するときは、1社だけではなく必ず2社以上登録するようにしましょう。そうしておけば、もし1社のアドバイザーと合わなかったときには、他のアドバイザーを頼ることができるのです。
このように、転職サイトを使うことには、たくさんのメリットがあります。もちろんデメリットもありますが、正しく転職サイトを利用すれば、デメリットは克服できます。
ぜひ大卒から介護職へ就職する場合には、介護職専門の転職サイトを活用するようにしましょう。
今回述べたように、大卒から介護職に就職する場合には、就職を成功するためのポイントを押さえておくことが大切です。特に、転職サイトを活用すれば、就職活動は成功しやすくなります。
→無資格・未経験から介護転職する人にお勧めの転職サイト
介護関連職者が転職を行うときは、転職をサポートしてくれる転職サイトを有効に活用することであなたに適した求人と出会うことができるようになります。
自分ひとりで求人の探索を行っても、数ある求人情報から自分に合った求人を見つけることは難しいです。また、どれだけ頑張っても2~3社へのアプローチが限界です。さらに、給料面や休日などの労働条件を交渉することは現実的ではありません。
転職サイトに登録して専門のコンサルタントに依頼すれば、100社ほどの求人からあなたに最適の条件を選択できるだけでなく、病院や施設、企業との条件交渉まで全て行ってくれます。
ただ、当然ながら転職サイトによって対応やサービス内容は異なります。例えば、電話だけの面接で済ませる会社があれば、必ず直接会って面接するところもあります。また、地方の求人に強い会社があれば、都心部の求人を多く抱えている会社もあります。
転職サイトを活用する際には、こうしたそれぞれの転職サイトの特徴を理解しておくことが大切です。以下のページで介護職者におススメの転職サイトにおける特徴を解説しています。それぞれの転職サイトの違いを学んだ上で利用することで、転職での失敗を防ぐことができます。
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