介護士(ヘルパー)が派遣で働くメリット・デメリット:介護求人

 

介護士(ヘルパー)の中には、正社員や非常勤(パート・アルバイト)ではなく、派遣社員として働いている人もいます。派遣とは、「派遣会社に登録して職場を紹介してもらう」という働き方です。

 

正社員や非常勤の場合、勤める介護事業所が雇用主になりますが、派遣であれば人材派遣会社が雇用主になります。

 

介護士として、派遣で働くことにはメリット・デメリットがあります。また、派遣で仕事をする際には、登録する人材派遣会社選びが大切です。適切な人材派遣会社を選択することができれば、派遣介護士として、あなたの理想に合った働き方ができるようになります。

 

そこで今回は、「介護士(ヘルパー)が派遣で働くメリット・デメリット」について解説します。

 

 パート(非常勤・アルバイト)と派遣の違い
介護士で派遣として働く際、多くの人が持つ疑問として「派遣とパートは何が違うのか?」ということが挙げられます。

 

派遣も非常勤も、正社員ではなく働く時間を選択できるため、これらの違いを理解していない人は多いです。しかし実際には、パートと派遣は全く別物です。

 

パートと派遣の具体的な違いは、雇用主にあります。パートや非常勤の場合、勤めている介護事業所や病院などが雇用主です。これは正社員と同じです。その一方で、派遣であれば、勤務先の職場ではなく登録した派遣会社に雇われることになります。

 

つまり、派遣として働く場合は、人材派遣会社と労働契約を結ぶことになります。そのため、給与の支払いや各種保険の手続きなどは全て派遣会社が行います。

 

このように、派遣とパートには「雇用主が異なる」という明確な違いがあります。派遣として働きたいと考えている場合には、まずはこうしたパートと派遣の相違を理解しておくことが大切です。

 

 介護士が派遣で働くメリット
介護士が派遣として働くことには、いくつかのメリットがあります。特に、「働く時間が自由に選べる」「実務経験を積むことができる」「時給が高い」の3つは、派遣として勤めることで得られる大きなメリットです。

 

そこで以下に、介護士が派遣で働く3つメリットについて記します。

 

 ・働く時間を自由に選択できる
介護士が派遣として働く際には、正社員とは違って勤務時間や日数を調整することができます。

 

例えば、正社員であれば、多くの職場は1日8時間勤務で週5日出勤するようになります。その一方で派遣であれば、「1日4時間で週3日出勤」という働き方をすることができます。

 

そのため派遣であれば、子持ちの女性など長時間働くことができない人でも、無理なく仕事をすることができます。

 

 ・資格取得に向けた実務経験が積める
介護士として働く場は、基本的に資格が必要ありません。確かに、介護現場で仕事をする上では、介護の基本を学ぶために「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」を受講していることが好ましいです。しかし実際には、介護士として働くために特別な資格は要りません。

 

そうはいっても、介護の世界でキャリアアップを狙うのであれば、何か資格を取得することは必須です。特に、「介護福祉士」と「ケアマネージャー(ケアマネ:介護支援専門員)」は、多くの介護士が目指す資格です。

 

ただ、これら2つの資格を取得するためには、介護現場での実務経験が必要になります。

 

介護福祉士は、介護現場で3年以上働いた経験がなければ試験を受けることができません。それがケアマネであれば、5年以上の実務経験が必須であり、試験を受講する際に、「実務経験証明書」を提出しなければいけません(社会福祉主事任用資格者もしくは介護職員初任者研修受講者以外は10年以上の実務経験が必要)。

 

そして、派遣で働いた日数や時間は、実務経験として認められます。

 

そのため、「子どもがいるため正社員として働くことはできない」という人でも、派遣として実務経験を積むことで、介護福祉士やケアマネなどの資格を取ることができるようになります。

 

 ・時給が高い
介護士が派遣として働く場合、パート職員よりも時給が高いことがほとんどです。

 

例えば、デーサービスや老人ホームにおけるパート介護士の時給は、地域や職場によって異なりますが、800〜900円が相場になります。その一方で派遣であれば、時給が1000円超えているような求人も多くあります。

 

派遣会社を仲介している派遣は、派遣会社に手数料が支払われるため、直接雇用であるパートよりも時給が低いように考える人が多いと思います。しかし実際には、派遣の方が、明らかに時給が高い求人がたくさんあります

 

これは、「派遣であれば早く人材を紹介してもらえる」ということが影響しています。

 

介護現場には、慢性的な人手不足の状態であるところが多くあります。そして、そのような状態で退職者が出たときには、現場が回らなくなります。そのため、そうしたときには、できるだけ早く新しいスタッフを入れなければいけません。

 

ただ、ハローワークや求人サイトに求人情報を掲載しても、すぐに応募があるとは限りません。むしろ、求人を出してすぐに就職希望者が集まることは稀です。

 

その一方で、派遣会社であれば、既に登録している介護士がたくさんいるため、依頼すればすぐに人材を紹介してもらうことができます。そのため、高い給料や仲介手数料を払ってでも派遣を利用する介護事業所が多く存在します。

 

こうした理由から、介護士の派遣はパートよりも高い時給で働くことができます。

 

 介護士が派遣で働くデメリット
介護士が派遣で働くと、「働く時間が自由に選択できる」「実務経験を積むことができる」「時給が高い」というメリットを得ることができます。ただ、派遣にはデメリットもあります。

 

派遣として働きたいと考えている人は、メリットだけでなく派遣のデメリットについても理解しておくことが大切です。

 

そこで以下に、介護士が派遣として働くデメリットについて記します。

 

 ・派遣でも責任が重い
介護士の仕事は、人と接する仕事になります。買い物や掃除といった生活介護がメインの職場もありますが、歩行介助やベッドからの移乗など身体介護を求められることも多々あります。

 

当然ながら、身体介護を行う場合には、過って転倒させてしまったり体を捻ったりしてしまうリスクがあります。場合によっては、あなたの介護技術が未熟なために、利用者さんを骨折させてしまう可能性もあります。

 

そして介護士として働く場合には、たとえ派遣であってもこうした責任を負わなければいけません。

 

こうした責任の重さは、派遣に限ったことではありません。しかし、「派遣だから」と軽く考えている人にとっては、介護士の派遣は想像している以上に責任が重い仕事であることを知っておく必要があります。

 

 ・福利厚生、昇給、賞与などがない
介護士の派遣は、パートなどと比較すると時給は高い傾向にあります。ただ、雇用主が派遣会社であるため、基本的に福利厚生や昇給、賞与などはありません。

 

そのため、「短期間でたくさん稼ぎたい」という人にとっては、派遣は向いているといえます。その一方で、長く勤めようと考えている人は、派遣として働くと結果的に収入が少なくなる可能性が高いです

 

例えば、派遣は時給が1500円で、パートの時給が900円だったとします。一見すると、派遣で働いた方が高収入のように思えます。ただ、派遣は何年勤めても昇給や賞与がないため、これ以上収入が上がることはありません。

 

それに対してパートであれば、勤務年数が長くなるにつれて時給が高くなる可能性が高いです。また、職場や勤務条件などによっては賞与が支給されることもあります。

 

こうしたことから、数ヶ月という短期間ではなく年単にで勤める場合には、結果的にパートとして働いた方が収入が高くなるケースが多いです。

 

このように、介護士が派遣で働く場合には、「福利厚生や昇給、賞与などがない」というデメリットがあります。

 

 ・派遣会社によってサービスに差がある
介護士が派遣社員として働く場合には、人材派遣会社に登録することが必須になります。

 

ただ、一言で人材派遣会社といっても、介護士を派遣している会社はたくさんあります。そして当然ながら、派遣会社によって対応や紹介してもらえる求人は異なります。

 

例えば、良い派遣会社であれば、あなたの希望する条件を詳細にヒアリングした上で、あなたにマッチした求人を紹介してくれます。その一方で、派遣会社の中には、地域と時給、勤務形態だけで紹介する職場を決めるようなところもあります。

 

もしあなたが、登録する派遣会社選びを間違ってしまうと、適当な求人を紹介される可能性があります。そしてその結果、ミスマッチが生じて苦労することになります

 

このように、介護士が派遣会社を使って求人を探す際には、「登録する派遣会社によってサービスに大きな差がある」ということを知っておいてください。

 

今回述べたように、介護士が派遣として働く場合、「働く時間を自由に選択できる」「実務経験を積むことができる」「時給が高い」というメリットがあります。その一方で、「責任が重い」「福利厚生、昇給、賞与がない」「派遣会社によってサービス内容に差がある」というデメリットもあります。

 

派遣介護士として働きたいと考えている場合には、派遣として勤めるメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。特に、登録する人材派遣会社選びは慎重に行うようにしてください。



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