介護職へ未経験で就職・転職する人が採用される面接のポイント

介護未経験面接

未経験の状態で介護業界へ就職・転職する人の中には、面接で苦労する人も少なくありません。せっかく履歴書による書類選考を通っても、面接で失敗すれば不採用となるのです。
介護業界で評価指標となる資格や介護経験がない人にとって、面接は特に重要です。慢性人手不足傾向にある介護施設の採用担当者は、未経験者に対して「どれだけ長く働いてくれるか?」ということを重視します。
そのため、面接時の雰囲気や態度、介護職に対するやる気が採用を決める一つのポイントになるのです。
未経験から介護職への就職・転職を成功させるためには、こうした介護施設の面接選考におけるポイントを押えておくことが大切です。
そこで今回は、「介護職へ未経験で就職・転職する人が採用される面接のポイント」について解説します。

未経験者が面接で意識すべきポイント

未経験から介護施設の採用選考を受ける場合は、経歴よりも人柄が重視される傾向にあります。介護の仕事は全くといっていいほど学歴や経歴が関係ないため、採用選考にほとんど影響しないのです。
そのため、面接選考は採用されるために重要視されます。そうした中で、面接時に必ず押さえておくべきポイントがいくつかあります。

ビジネススーツを着用する

未経験から介護職に就職・転職する人の中には、面接時の服装に悩む人も少なくありません。特に、パート・アルバイトにおける面接時は「私服でもよい」といわれるケースもあるため、どのような格好で面接に臨もうか悩むのです。
ただ基本的には、正社員でも派遣やパートであっても面接時は「ビジネススーツ」を着用するようにしましょう。確かに、小さな施設であれば「ラフ過ぎなければスーツじゃなくてもいい」と言われるところもありますが、ビジネススーツを着用した方が無難です。
ビジネススーツを着ていけば、格好に対してマイナスの評価を受けることはありません。
もちろん、施設側から「スーツではなく動きやすい格好でお願いします」と指定されたのであれば、スーツは避けなければいけません。しかし、介護施設で面接時の服装をそのように指定されることはほとんどありません。
こうしたことからも、未経験の人が介護施設の就職・転職面接を受けるときは、基本的にビジネススーツを着用するようにしましょう。

正しい言葉を使う

未経験で介護職へ就職・転職する場合には、言葉使いも評価に大きく影響します。介護職は高齢者を相手する仕事であるため、言葉使いを間違うと利用者さんとのトラブルに発展する可能性が高いのです。
そのため、面接であまりに間違った言葉使いをしてしまうと不採用の原因となってしまいます。特に、敬語の使い方には注意しましょう。
例えば、「見ましたか?」は「ご覧いただけましたか?」「どうですか?」は「いかがでしょうか?」といった正しい敬語を使うことが大切です。
ちょっとしたことですが、介護施設における採用選考では重要になります。以下に、面接場面で使用されやすい敬語についてまとめます。


読んだ 拝読した
見た 拝見した
見ましたか? ご覧いただけましたか?
どうですか? いかがでしょうか?
聞きたい お聞かせいただけますでしょうか?
聞いたか? お耳にされましたか?
行った 参る、伺う
知っている 存じている
知っているか? ご存知でしょうか?
欲しい、もらいたい いただけますか? 頂戴できますか?
了解した かしこまりました。承知いたしました。
いいですか? よろしいでしょうか?
どこですか? どちらになりますか?


面接を受ける前には、これくらいの敬語は確認しておくようにしましょう。

ゆっくり話す

言葉使いだけでなく話すスピードも、介護施設における面接では評価されるポイントになります。施設の利用者は高齢者であるため、早く話すと聞き取れない人が多いです。そのため、介護職として仕事をする際には、ゆっくり・はっきり話すことが重要なのです。
こうしたことから、面接時に早口で話してしまうと、それだけでマイナスの印象を持つ採用担当者は少なくありません。

ハキハキした態度

正しい言葉使いや、ゆっくり話すことと同じように、面接中の態度も重要な評価基準になります。面接では、話し方も含めてハキハキした態度である方が好ましいです。
特に介護施設では、人手不足でバタバタしているような職場が多い傾向にあります。そうした中で、「ボーっ」としていたり、優柔不断な行動をしていたりすると、業務全体の妨げとなる可能性が高いのです。そのため、態度がハキハキしている応募者の方が好まれます。
もちろん、ゆったりした性格が利用者さんに気に入られる場合も少なくありません。
ただ、それでも面接時にはハキハキとした態度を取ることが大切です。

受付での対応・周囲への気配り

介護の仕事はサービス業です。また利用者さんは高齢者であるため、いつ何が起こるかわかりません。
例えば、数秒目を離した間に利用者さんが転倒してしまうこともあります。また、利用者さん同士でもめてしまうことも少なくありません。
そのため、介護職者は常に周囲に対して目配りをしておかなければいけないのです。そうすることで、危機を事前に察知することができ、トラブル発生を防げるようになるのです。
こうしたことから、介護施設の面接では、受付での対応やちょっとした気配りなどが評価される傾向にあります。
例えば、「座っていた椅子を元の位置に戻す」「対応してもらったスタッフにお礼を言う」「利用者さんに挨拶をする」といったちょっとした対応が、採用選考に好印象を与えることになるのです。
このように、未経験者が介護施設の面接を受ける際には、受付での対応や周囲への気配りを意識するようにしましょう。

面接で未経験者に行われやすい質問と回答の注意点

未経験で介護職へ就職・転職する人の多くは「面接ではどのような質問が行われるのだろうか?」ということが気になるはずです。実際に、面接で聞かれる内容を事前に予測して、自分なりの回答を準備しておくことは大切です。
質問に対する答えを事前に用意しておくことが、面接場面で「落ち着いてゆっくり話すこと」につながります。既に述べたように、介護施設における採用面接では「ゆっくり話すこと」「ハキハキした態度を取ること」が評価されるポイントになります。
そのため、事前に行われやすい質問を把握しておくことは大切です。
そこで以下に、介護施設の面接で未経験者が聞かれやすい質問と答える際のポイントについて述べます。

前職を辞めた理由は何ですか?

他業界から介護職へ転職する人には、必ずといっていいほど問われる内容です。基本的には正直に答えて大丈夫ですが、伝え方を工夫するようにしましょう。特に、人間関係トラブルや職場環境の悪化など、ネガティブな理由が原因である場合には注意が必要です。
例えば、残業が多くて体調を崩したことが原因である場合には、以下のように答え方を工夫します。

前職は仕事熱心な職場であり、社員全員が毎日遅くまで残って仕事をしていました。そのため、私も残業することが当たり前になっていましたし、その中で数え切れないくらいのことを学ばせていただきました。
ただ、そうした中で睡眠不足状態が続き、体調を崩すことが多くなりました。また、家族と過ごす時間がほとんどないことに気付いたのです。
仕事を行っていく上で、体調管理や家族を大切にすることは大切です。体調が良くなければ仕事の効率は落ちますし、家族との関係が悪いと仕事に集中できません。
こうした理由から、今回転職を決意しました。

このように、たとえネガティブな理由であっても、前職場に対するネガティブなことは述べずに「前職場には感謝している」ということを最初に伝えるようにしましょう。間違っても「前職はブラック企業で残業が多かったので辞めました」というような言い方は避けるようにしてください。

介護職にはどのようなイメージがありますか?

介護職に対するイメージも、未経験者に問われやすい質問です。
この質問に対しても、「きつそう」や「大変そう」「忙しそう」といったようなネガティブな表現だけを伝えるのは避けるようにしましょう。そうではなくて「今後需要がある」や「社会貢献につながる」「人の役に立てる」「やりがいがある」といったポジティブな表現を使うことが大切です。
ただ、ポジティブなことばかり並べると「現状を全くわかっていない」と捉えれる可能性があります。
そのため、「業務自体は大変そうだけど、人の役に立ててやりがいがある仕事」というように、ネガティブな一面を述べた後にポジティブな表現で締めるようにしましょう。

なぜ介護職を目指したのですか?

未経験から介護職へ転職する人に対して「なぜ介護職を目指したのか?」という質問は、必ずといっていいほど行われます。介護施設では、短期間での離職が問題となりやすいです。そのため、採用担当者は介護職に対するやる気や熱意を確認します。
つまり、介護職を目指した明確な理由がなければ「短期間で離職する可能性がある」と捉えられるのです。
介護職を目指した理由は、あなたの正直な気持ちを伝えれば問題ありません。ただ「仕事が見つからなかった」「何でも良いから仕事をしたかった」というような、ネガティブな理由は避けるようにしてください。

なぜ当施設を選んだのですか?(志望動機)

介護業界を選んだ理由だけでなく、数ある介護施設の中から応募先の施設を選択した理由も、必ずといっていいほど聞かれます。これは、いわゆる「志望動機」になります。
志望動機は、未経験者が介護職として採用されるために重要なポイントです。そのため、「なぜその施設を選んだのか?」ということは、明確に答えられるようにしておきましょう。
面接における志望動機のポイントは、主に「履歴書の内容を深くする」「履歴書の内容と矛盾がないようにする」「簡潔に述べる」という3つです。具体的な志望動機の例文に関しては、「未経験から介護職で採用される志望動機・自己PRのポイント」について記しています。

いつから出勤できますか?

慢性的な人手不足にある介護施設では、応募者に対してできるだけ早く出勤して欲しいと考えて、面接時に「いつから出勤できますか?」という質問が行われることも少なくありません。
そのため、事前に出勤可能な日を明確にしておくようにしましょう。また、前職場との関係ではっきりしない場合には「この場では明確な日にちは答たえることができないため、○○日までに出勤可能日を連絡いたします」というように答えても問題ありません。
ただ、とにかく人手が欲しいと考えている職場であれば、できるだけ早く出勤できることをアピールした方が採用されやすくなるのは事実です。
そうしたことからも、面接の際はできるだけ出勤可能日を明確にしていくようにしましょう。

残業、夜勤はできますか?

介護施設の中には、残業や夜勤がある職場も存在します。
例えば、デイサービスで季節のイベントがある時期の前には、どうしても残業が必要になることがあります。また、利用者さんが入所しているような特別養護老人ホーム(特養)やグループホームなどであれば、基本的に社員は夜勤を任せられます。
ただ、面接の際にはあなたの希望する条件をはっきり述べることが大切です。
もし、あなたが残業や夜勤を望んでいないにも関わらず、面接時に採用されたいがために「残業も夜勤も大丈夫です」といってしまうと、転職後のミスマッチにつながります。
そのため、基本的にはあなたが希望する条件をしっかりと伝えるようにしましょう。ただ、頑なに拒否することは「柔軟性がない応募者」と捉えられて不採用の原因となります。そうならないためにも、答え方を工夫することが大切です。
例えば、以下のように述べると、あなたの希望を伝えた上で、担当者から悪い印象を持たれにくくなります。

私には小学生の子どもがいるため、基本的には16時での帰宅を希望しています。
ただ、両親が近くに住んでいるため、あらかじめ残業することがわかっていれば両親を頼ることも可能です。

このように述べると、柔軟な対応ができることをアピールしながら「残業はしたくない」という希望もはっきり伝えることができます。もちろん、残業や残業が全くできないような場合には、できない理由を述べた上で「残業と夜勤はできない」ということをはっきり伝えなければいけません。

介護職として働く上で大切なことは何だと思いますか?

介護現場を未経験である応募者に対しては「介護職として働く上で大切だと思うこと」を問う施設が多いです。この質問は、応募者の介護に対するイメージや気持ち、熱意などを読み取ることを意図したものです。
そのため、こうした質問を受けた場合は、考え過ぎずにあなたが思っていることを答えるようにしましょう。
ただ「大変だからやる気が大切」や「高齢者を相手にする仕事だから我慢強さが大切」といったように、介護職のネガティブな面に焦点を当てないようにすることが重要です。
こうした「ネガティブなことに絶えなければいけない」といった回答ではなく「利用者さんの生活を考えたサービスを意識すること」や「利用者さんの生活を知るために、しっかりとコミュニケーションを取ることが大切」など「より良いサービスを提供するために必要なこと」に焦点を当てた答えの方が好ましいといえます。

未経験者が面接でアピールする5つのポイント

未経験で介護職へ就職する際には、経験者とは違う視点からアピールしなければいけません。介護業界では、介護経験と資格が重要視されるため、どうしても無資格・未経験では採用選考で不利になります。
そうした状況で、未経験者が採用されるためには、未経験者だからこその強みをアピールすることが大切です。以下に、未経験者が面接においてアピールすべき5つのポイントについて記します。

介護職に対する熱意・情熱

未経験で介護職へ転職する人が一番アピールすべきポイントは「熱意」や「情熱」になります。ただ、そういうと「そんな精神論で大丈夫なのか?」と感じる人も多いはずです。
確かに、一般的な採用選考において、熱意や情熱などは評価されにくい傾向にあります。こうした精神論的なアピールは、誰でもできることであり、具体性がないためです。ただ、介護職で特に未経験者の場合は、熱意や情熱が重要になります。
それは、採用担当者が応募者に対して一番求めているのは「長く働いてほしい」ということだからです。
介護現場では、慢性的な人手不足になっている職場が多く存在します。介護施設では、スタッフの入れ替わりが激しい職場がほとんどであり、なかなか人員が安定しないのです。特に、未経験で入職した職員には、短期間で辞める人が少なくありません。
このような現状から、採用担当者は「介護職に対する気持ち」を重視します。つまり、「辛いことがあっても介護職として働く決意を持っているか」ということを見極めたいのです
こうしたことから、特に未経験で介護職になる人は、介護職に対する熱意や情熱をアピールすることが大切です。具体的には「なぜ介護職を目指したのか?」ということを明確に述べるようにすると、あなたの気持ちが伝わりやすくなります。

介護職としてのキャリアプラン

当然ながら、介護職への気持ちだけではなく「介護職になってどうしたいのか?」という具体的な考えを述べることも大切です。つまり、あなたのキャリアプランに対する考えです。
既に述べたように、熱意や情熱はどうしても漠然とした内容となってしまいます。そこで、介護への気持ちを伝えた後は、より具体的なアピールをしていくことで、採用担当者に評価されやすくなるのです。
例えば、以下のようなキャリアプランを述べることは、採用担当者に対して良いアピールとなるでしょう。

私は、介護職としての経験を3年積みながら実務者研修を修了し、介護福祉士を取得したいと考えています。
そしてその後は、広い視野で介護の仕事へ取り組むことができるようにケアマネージャーか社会福祉士の資格取得を目指す予定です。ケアマネか社会福祉士に関しては、現場で働きながら、どちらを取得すべきかを判断したいと考えています。

既に述べたように、介護業界では資格が重視されます。そのため、明確な資格名を挙げながらキャリアプランを述べると、採用担当者に評価されやすくなるのです。

入職後に行いたいこと

入職後に行いたいことは、キャリアプランのような「あなた自身の今後」についてではなく「組織にどう貢献できるのか?」をアピールすることになります。
介護業界において、未経験者は主に熱意や情熱などが評価されます。ただ、未経験者であってもスタッフとして雇うからには、採用担当者としては「組織に貢献してもらいたい」と考えるのは当然です。
そのため、未経験であっても面接で「組織に対してどのように貢献できるか?」を明確に示すことは大切になります。
例えば、「運動機能(リハビリ)特化型のデイサービス」への就職であれば、以下のようなアピールは採用担当者に評価される可能性が高いです。

入職後は、健康運動指導士の資格を取って、利用者さんの運動プログラム作成に関わっていきたいと考えています。
そして将来的には、地域住民の方々に向けて、定期的に「転倒予防教室」を実施していきたいと思っています。そうすることで、施設内の利用者さんや地域住民の健康に寄与するだけでなく、貴施設のブランディング化にも貢献できるものと考えています。

このように、あなたが入職して「何を行い、それがどう組織に貢献するのか?」ということを明確に述べることができれば、採用担当者から評価される可能性は高くなります。

これまでの仕事をどう活かせるのか?

さらに、入職後に行いたいことに「これまでの経験をどう活かせるのか?」ということを織り交ぜて話すことができれば、採用担当者に対してさらに良い印象を与える可能性が高いです。
例えば、あなたの前職が営業だった場合には、以下のようにアピールします。

私は、前職で営業の仕事をしていました。その中で、コミュニケーションについて深く学び、社内でコミュニケーションの研修を任せられていました。
介護の仕事では、特に利用者様とのコミュニケーションが重要です。そのため、これまで培ってきた経験を、利用者様との関わりで活かすだけでなく、施設内研修などを通じてスタッフとも共有できるようにしていきたいと考えています。

このように、「これまでの経験を、介護の仕事や組織に対してどのように活かせるのか?」ということも、未経験者がアピールすべきポイントです。

介護職となるために勉強していること

ここまでも述べたように、介護職は介護経験と資格が評価対象となりやすい傾向があります。そのため、未経験で介護職となる場合には、資格を取得しておいた方が採用選考では圧倒的に有利です。
そして、まだ資格を取得していないにしても「介護職となるために勉強していること」をアピールすることも、未経験者が介護職への気持ちをアピールすることになります。
そのため、資格ではないにしても、何か介護について勉強していることがあれば、そのことに関しても述べるようにしましょう。

未経験者が注意すべき点

未経験で介護職へ転職・就職する場合の面接では、いくつか注意しなければいけないことがあります。避けるべき言動を知らずに行ってしまうと、それだけで不採用となる可能性もあるので注意が必要です。

前職でのキャリアはアピールしない

特に、30代や40代で異業界から転職する場合には、前職でのキャリアはアピールしないようにしましょう。
30代や40代となると、ある程度キャリアを形成してきた人も多いです。ただ、何度も述べているように、介護業界で重視されるのは、介護経験と介護に関する資格になります。そのため、前職でのキャリアをアピールしても全くといっていいほど評価されないのです。
また介護施設の中途採用者には、特に「謙虚さ」が求められます。たとえどれだけキャリアを積んできた人であっても、介護職に転職するとなると一からのスタートです。そうした際に、20代などの若い人から指導を受けることも少なくありません。
そこで、これまでのキャリアにプライドを持っていると「なんでこんな若いスタッフから指導されなければいけないのか?」というように、謙虚な態度で指導を受けることができないのです。
その結果、介護職として成長しないだけでなく、短期間で介護職を辞めてしまうことになります。
採用担当者は、特に中途採用者に対しては、こうした事態を避けたいと考えています。そのため、前職のキャリアをアピールすることは採用担当者に「プライドが高い」という印象を与えてしまい、評価が下がることになるのです
このように、介護職へ転職する場合には、前職でのキャリアをアピールしないようにしましょう。

ネガティブな発言は避ける

介護職は、「3K(きつい、きたない、きけん)」といわれるように、大変だと感じる人が多い仕事です。そして、一般的にも介護の仕事は重労働・低賃金というイメージが定着しています。
そうした中でも、未経験から転職する場合には、面接内で介護に対するネガティブな発言は避けるようにすべきです。
例えば、面接官に対して「介護の仕事は腰痛を発症しやすいと聞いていますが、貴施設では大丈夫でしょうか?」や「介護施設には残業が毎日あるような職場があると伺っていますが、貴施設ではどうでしょうか?」といったように、介護に関するネガティブなイメージを連想させるような質問はしないようにしましょう。
また、「未経験者でも問題なく介護職として働くことはできるのでしょうか?」や「入職後は体力がもつか不安です」といったように、仕事に対する不安を述べることも避けた方が良いです。
長期的に働いてくれるスタッフを雇用したいと考えているのに、こうしたネガティブな発言をされると「本当に大丈夫か?」と思われてしまいます。
このように、特に未経験者は面接時にネガティブな発言をしないように意識することが大切です。

ダラダラと話さない

未経験者に限ったことではありませんが、面接時には質問に対して簡潔に述べることが重要です。応募者の中には、質問に対してダラダラと話してしまう人も少なくありません。
ただ、面接でダラダラ話してしまうと、面接担当者からは「まとめる能力がない応募者」と捉えられてしまいます。
また、採用担当者は限られた時間の中で、あなたに対して評価をしなければいけません。そのため、面接担当者はできるだけあなたと会話のキャッチボールをすることの望んでいます。面接においては「質問 → 回答」というやり取りを繰り返すことで、より深く・幅広い情報を得られるためです。
こうしたことからも、質問に対する答えは長くても3分以内にまとめるようにするようにしましょう。そのためにも、面接で行われる質問内容を事前に予測して、あなたなりの回答を用意しておくことが大切です。
今回述べたように、介護職へ未経験で就職・転職する人が採用されるためには、面接においてさまざまなことに注意しなければいけません。ただ、以上に挙げたポイントさえ押えておけば、未経験であっても採用される可能性は高くなるはずです。
ぜひ未経験から介護職へ転職する人は、以上に挙げたポイントを意識して、面接を成功させるようにしましょう。
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