社会福祉士が収入・給料アップを狙うポイントと具体的な方法

社会福祉士収入給料

 

社会福祉士の中には、現在の収入に対して不満を持っている人も少なくありません。確かに、社会福祉士は介護職の中では収入が高い方です。ただ、他業界と比較すると決して高収入とはいえません。

 

そうした中で、「どうにかしてもう少し収入を上げたい」と考えている人は多いはずです。

 

そこで今回は「社会福祉士が高収入・高給料を得る方法」について解説します。

 

社会福祉士の給料事情

社会福祉士は、介護職の中では給料が高い方の資格です。厚生労働省の統計(平成27年度介護従事者処遇状況等調査結果)によると、社会福祉士の年齢と勤続年数、実労働時間、平均給与額は以下のようになっています。

 

平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均給与額(円/月)
35.3 7.1 324,300

*ここで示されているのは、介護職員処遇改善加算(1)〜(4)の届出をしている事業所を対象に調べられた値です。

 

社会福祉士の給料は、介護職員の中では介護支援専門員(平均年齢:46.1歳、勤続年数:10.9年、平均給与額:334,410)に続いて高い額です。ただ、看護師や理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などは、さらに高くなります。

 

また、ここで示されているのは平均給与額であり、当然ながら年齢や経験年数によって大きく異なります。

 

知人の話や、さまざまな口コミなどを参考にすると、社会福祉士は20代で月給20万円前後、30代で25万円前後、40台で30万円前後というのが多いです。

 

さらに、インターネットなどで社会福祉士の平均年収を調べてみると、多くは400万円後半と出ていますが、この値は社会福祉士の平均年齢が高いことが関係しています。実際の年収は、一般的なボーナス額(3〜4ヶ月分)で考えると、20代で300万円前後、30代で400万円前後、40台で500万円前後というのが一般的です。

 

このように、一言で社会福祉士といっても、給料は年齢や経験年数によって違います。ただ、他の介護職よりは、給料が高い傾向にあることは事実です。

 

職場ごとによる給料の違い

今まで述べたように、社会福祉士の給料は年齢や経験年数によって大きく異なります。また、当然ながら働く職場によっても給与額は変わります。

 

以下に、厚生労働省の統計(平成27年度介護従事者処遇状況等調査結果)から、職場別(介護保険関連施設別)による社会福祉士の平均年齢、勤続年数、給与額を記します。

 

  平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均給与額(円/月)
全体 35.3 7.1 324,300
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム:特養) 32.7 7.0 325,500
介護老人保健施設(老健) 35.0 7.4 334,270
訪問介護事業所(*対象者数18人) 39.3 8.3 355,130
通所介護事業所(デーサービス)(*対象者数27人) 37.8 6.0 300,320
認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム)(*対象者数27人) 37.7 7.0 309,570

 

また、社会福祉士には、医療法人で働く人もいれば、公務員として勤めている人もいます。そして、それぞれの職場における社会福祉士の給料には、以下のような特徴があります。

 

医療法人(病院など)

民間が経営している社会福祉法人よりは、給料が安定している傾向にあります。もちろん、医療法人でも事業規模によって待遇は異なりますが、年収400万円前後と考えてよいでしょう。

 

社会福祉法人

社会福祉法人が運営する施設としては、障害者支援施設や児童養護施設、特別養護老人ホーム、デイサービスなど、さまざまな施設があります。

 

そして、社会福祉法人における社会福祉士の給料はピンキリです。

 

例えば、障害者支援施設などは給料が安い傾向にあり、年収で300万円を切る職場も少なくありません。それに対して、大手介護事業所が経営しているような職場であれば、年収が400〜500万円を超える場合もあるようです。

 

つまり、運営している社会福祉法人の母体によって収入が決まる傾向にあります。

 

公務員

社会福祉士の中には、自治体(県庁や役所などの福祉課)や直営型の地域包括支援センター、公立の病院で公務員として働く人もいます。そのような場合は、当然ながら公務員としての待遇を受けることになります。

 

そして、公務員の給料は経験年数によって大きく異なりますが、公務員として働く社会福祉士であれば、年収が600〜700万円程度になるとされています。

 

また、公務員へ転職するときには、それまでの経験も考慮された給料が支給されるケースが多いです。例えば、社会福祉士10年目(35歳)で公務員へ転職した場合、10年間の経験を配慮された待遇を受けることになります。

 

社会福祉協議会(社協)

社会福祉協議会(社協)で働く社会福祉士は、公務員ではありません。ただ、待遇は公務員と同じような扱いを受けることができる場合がほとんどです。そのため、年収も500万円以上で700万円前後になることもあります。

 

このように、社会福祉士は働く職場によって得られる年収は大きく異なります。

 

社会福祉士として高収入を得る方法

社会福祉士の中で、現在の収入面に不満を持って転職する人は少なくありません。特に、一家を支える男性の社会福祉士には、そのように給料の低さが理由で職場を変える人が多いです。

 

そこで以下に、社会福祉士が高収入を得る方法について記します。

 

キャリアアップする

社会福祉士に限らず、職場内でキャリアアップすることは収入を上げる方法の一つです。

 

例えば、管理職となり役職手当が付けば、当然収入は上がります。他にも、ダブルライセンスを評価されるような職場であれば、ケアマネジャー(ケアマネ)などの新たな資格を取得することで資格手当が付き、給料を上げることも可能です。

 

ただ、同じ職場内で役職に就ける人は、全職員の中でも一握りです

 

さらに、一言で役職手当といっても、副主任や主任であれば、高い手当が支給されるところでも、月に3〜5万円程度になります。

 

そうはいっても、施設管理者や統括管理者などの幹部クラスになれば、月に10万円以上の手当てが付くこともあります。そのため、社会福祉士としてキャリアアップによって大幅に収入を上げたい場合には、経営側に入ることが必須です。

 

つまり、社会福祉士として現場の仕事をするのではなく、組織全体の管理業務を行う立場にならなければいけません。

 

そして当然ながら、どの役職であっても管理職となると仕事量が増えるため、残業は当たり前になります。

 

また、管理職として働く場合、部下を管理しなければいけません。そのためにはリーダーシップが必要になり、場合によっては部下を厳しく指導することも必要です。社会福祉士の中には、そうした他者に対する指導を苦手とする人もいるはずです。

 

こうしたことから、キャリアアップによる収入アップは、「ぜひ管理職として働きたい」と考えている人以外はおススメしません。

 

個人的な経験ですが、管理職となると手当が付いて給料は上がりますが、上司や経営者からはそれ以上の仕事量や能力が求められます。こうしたことから、余程の覚悟や気持ちがない限りは、キャリアアップによる昇給は狙わない方が良いといえます。

 

ちなみに、ダブルライセンスによる手当は数千円から1万円程度の場合がほとんどであるため、大幅な収入アップにつながる可能性はほとんどありません。

 

独立する

社会福祉士の中には「独立型社会福祉士」と呼ばれる、組織に属さずに独立している人もいます。当然ながら、独立すれば、収入は仕事をした分だけ増えます。

 

しかし、社会福祉士の独立は、病院や介護保険施設などと違って医療保険や介護保険などを利用できません。つまり、クライアントが全額サービスの利用料を負担することになります。そのため、独立型社会福祉士の収入は、安定しにくいのが現状です。
 
ただ、独立型社会福祉士の中には、ケアマネージャーの資格を持っており、介護保険に関する業務も平行することで、売上を安定させている人もいます。

 

また当然ながら、経営を上手うことができれば、大幅に収入が上がる可能性はあります。

 

そして、独立型社会福祉士が行う仕事の中でも「成年後見人」に関する業務は、比較的高い報酬を得ることができるものです。そのため、青年後見人の業務を専門に扱って仕事がたくさん入れば、大幅に収入を上げることになります。

 

成年後見人の業務とは、対象者の年金や保険、利用する病院・施設の手続きなどが挙げられます。その他にも、以下のような仕事があります。

 

・不動産、財産管理
・相続、遺産手続き
・親族不在の場合、生活支援

 

こうした成年後見人に関わる業務で成功することができれば、売上は大きく上がります。

 

ただ、どのような形であっても、社会福祉士として独立することで大きく収入が上がる人は一握りです。何の仕事であっても同じですが、事業を継続して安定させることは容易ではありません。

 

実際に、独立型社会福祉士でも年収が500万円前後の人は多いようです。

 

このように、社会福祉士として独立すれば、大幅に収入を上げられる可能性はあります。しかし、独立して起こるリスクなどを考えると、独立することに対して強い意欲と覚悟がない限りは、おススメできるものではありません。

 

給料が良い職場へ転職する

社会福祉士として、キャリアアップしたり独立したりすることで収入を上げることは可能です。ただ今まで述べたように、どちらの方法にしても大幅な収入アップに成功できる人は一握りしかいません。しかも、独立するとなると、当然ながらさまざまなリスクを伴います。

 

そうした際に、低いリスクで収入を上げる方法としては、転職がおススメです。

 

既に述べたように、社会福祉士の給料は職場によって大きく異なります。そのため、待遇が良い職場を見つけて転職することができれば、それだけで収入が大きく上がり、高収入を得ることができるのです。

 

ただ、いくらリスクが低いといっても、転職することにもリスクは伴います。例えば、転職後に起こるミスマッチなどです。

 

特に、社会福祉士が働く介護現場には、いわゆる「ブラック企業」と呼ばれる職場も多くあるため、そうした職場への転職は注意が必要です。転職する際には、このような転職後に起こるミスマッチだけは避けなければいけません。

 

しかしそうはいっても、ミスマッチさえ避けることができれば、転職は収入を上げる有効な手段だといえます。

 

そして、社会福祉士が効率的に転職後のミスマッチを防ぐ方法としては、社会福祉士専門の転職サイトを活用することをおススメします。転職サイトとは、担当のアドバイザーから無料で転職活動を支援してもらえるサービスです。

 

具体的には、あなたの希望に合った求人情報の探索・紹介から、履歴書や面接などの採用選考対策まで、転職に関わる全ての活動をアドバイザーがサポートしてくれます。

 

転職サイトのアドバイザーは、介護業界で転職支援を行っている転職のプロです。当然ながら、介護業界の事情にも詳しため、紹介してもらう職場でミスマッチが起こる可能性は限りなく低くなります。

 

このように、転職サイトを上手く活用することができれば、ミスマッチが起こることなく高収入を得られる職場へ転職することができます。

 

今回述べたように、社会福祉士の給料は年齢や職場によって大きく異なります。そして、もし収入を大きく上げたいと考えるのであれば、転職サイトを活用した転職がおススメです。

 

上手く転職サイトを利用することができれば、最小限のリスクであなたの希望に合った職場への転職を成功させることができます。


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